番組で使用される車両
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トヨタ自動車の一社提供番組である(開始当初はトヨタを含む複数社提供だった)ため、出演者が番組内で目的地の移動に使用する車両はすべてトヨタ車であり、番組内では使用する車両も併せて紹介される。 「グルメや観光を目的としたドライブ」がコンセプトの番組ということもあり、主に「ファミリーカー」と呼ばれるクルマ(ミニバンやステーションワゴン、コンパクトカー)などが使われる。あくまでも出演者の移動手段として提供されているため、出演者が車に対して「乗り心地がいい」などのコメントを出すことはない。 かつてはアリストやプログレ、ランドクルーザープラドといった高価格車や、セリカやMR-Sといったスポーツカー、変わったところではロケ先の地元ディーラーが展開していたオリジナルパーツを組み込んだbBが登場するなど、出演者と同じく撮影車両もバラエティに富んでいた時期もあった。こうしてトヨタから新型車が発売されると、自動車雑誌等の取材にも使われる広報用車両が番組に貸し出されてトヨタの新型車をコマーシャルする役割も担っていたが、2008年4月以降の放送回からは地方でのロケはもちろん、東京近郊のロケであっても基本的にはレンタカー会社(トヨタレンタリース)所有の車両が使われている。 ただし、レンタル車両の「P5」(クラウン、クラウン・マジェスタ)、「HV3」(SAI、カムリ)、「HV4」(クラウン・アスリート&ロイヤルハイブリッド)、「SP1」(トヨタ・86)クラスの車両は使用されず、また一部地域のトヨタレンタカーで扱われるアベンシス、FJクルーザー、プリウスPHVなどは原則として使われない。 しかし、ごく稀にではあるが以前(2008年4月以前)同様にトヨタ自動車が保有する広報車両が用いられたり、または一般ユーザー向け未発売の車両(プリウス・プラグインハイブリッド)やスポーツコンバージョンモデル「G's」などの特別仕様車も登場している。また、2016年にはハリアーの特別仕様車が使われ、ドラGO!としては初の特別仕様車の登場となった。 2009年3月29日にオンエアされた「特別編」では、スペシャルゲストにミス・ユニバース世界大会1位の森理世と2位の知花くららを招いたこともあり、2人が当時アンバサダーとして関わっていたトヨタのプレミアムブランド「レクサス(LEXUS)」の高級SUVである「RX」が使われた。レクサスブランド車の登場は当回が番組史上初であり、当回に限ってスポンサーが通常のトヨタからレクサスに差し替えられてレクサスのCMが流された。 なお2012年2月26日と3月4日のオンエアのみ、前述の車両紹介シーンが省かれている(そちらの2回はトヨタの主催するモバイルサービスとのタイアップ企画で、そちらが優先的に紹介されたため)。 「ドラGO!」と改称された2013年4月以降、東貴博と片岡安祐美がナビゲーターを務める「日本一ドライブ」シリーズでは、例外的に他の車種が使われることがあるものの、基本的には小型ミニバンのシエンタのハイブリッド車が使われている。通常は取材先で借りるレンタカーが使われるものの、稀にトヨタのカー用品通販サイト「ハピカラ」で取り扱うカー用品を組み込んだ特別仕様の広報車両が用いられることがある。 2013年12月29日にオンエアされた「特別編・TOYOTA 86ドライブ」では、共にカーマニアとして業界で広く知られる横山剣と南明奈をゲストに招き、かつ2人の希望ということもあってスポーツカーの「86」が使用された。「ドライブ A GO!GO」の時代から数えて13年ぶり、また「ドラGO!」となってからは初となるピュア・スポーツカーが番組に登場した。 このように「特別回」(もしくはそれに準ずる回)として放送される場合は出演者だけではなく、撮影車両も通常回では使用されることがない車種が特別に用いられている。 最終回の前週(9月18日放送回、これが番組史上最後のロケとなる。)では「シエンタ・ハイブリッド」を使用した。これが番組で最後に使用された車種となった。
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