産土山古墳
名称: | 産土山古墳 |
ふりがな: | うぶすなやまこふん |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 京都府 |
市区町村: | 京丹後市丹後町宮 |
管理団体: | 京丹後市(昭57・1・9) |
指定年月日: | 1957.07.01(昭和32.07.01) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | 平成10.12.08 |
解説文: | 海岸に臨む丘陵の鞍部に位置し、山丘を利用して営まれた円墳である。昭和14年石棺が発見され、京都府史跡勝地調査委員会によって緊急調査が行われた。石棺は墳丘の中央部上辺に東西の方向に主軸をおいて直接埋存するもので凝灰岩で作られた長持形石棺の形式を具え、身は組合せ式でその構造はかなり精巧である。棺内に埴製の枕があり四獸鏡、櫛、勾玉、管玉、ガラス玉、鉄製大刀、鉄製剣、環頭鉄製刀子、鹿角、柄鉄製刀子、木弓等が発見され棺外から鉄製品が見出された。 所謂、中期古墳の顕著な示例に属するものであり学術上の価値が高い。 H10-07-069[[産土山古墳]うぶすなやまこふん].txt: 産土山古墳は、丹後半島の西海岸ほぼ中央、竹野川が日本海にそそぐ河口近くに位置する古墳時代中期の円墳である。昭和13年に長持形石棺が露出し、埴製枕に残る頭髪をはじめ、遺骸にそえられた様子がよくわかる形で豊かな副葬品が出土した。丹後地域における大型円墳の典型例であり、数少ない長持形石棺をもつ点でも貴重である。 発見直後に石棺の周囲が仮指定されたのち、昭和32年に墳丘部分も含めて史跡に指定されたが、昭和28年の水害で墳丘北半が崩れていたことや同意の問題から、指定範囲は神社有地の一部にとどまり、墳丘西側の民有地の部分がはずれていた。 また、産土山古墳の墳丘の正確な範囲は、これまで発掘調査が実施されなかったため不明確であった。そこで、平成7・8年度に丹後町教育委員会が確認調査を実施したところ、直径54メートルの円墳であることが判明した。この調査結果に基づき、今回、新たに判明した範囲に合わせて、一部区域を追加指定するとともに、墳丘外にあたる一部区域の指定を解除しようとするものである。 |
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