生放送中の暴行事件・番組打ち切り
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「宮地佑紀生の聞いてみや〜ち」の記事における「生放送中の暴行事件・番組打ち切り」の解説
2016年6月27日 14時55分頃、宮地が放送中に神野の左膝を蹴った上に、マイクで顔を殴り、唇に全治10日間の怪我を負わせた。事件が発生したのは、リスナーからのメッセージを紹介していた時間で、神野が、メッセージを紹介している最中に「痛い痛い。何? 何ですか?」と言った上で、「プレゼントを頂いた方のご紹介じゃないんですか?」と問い掛けると、宮地は「だから(プレゼントを)頂いた人のやつ、頂きゃええがね」と受け答えをし、その後、神野に対し、宮地がマイクをぶつける音が放送された。結局、その日は16時まで放送されたが、その後、神野は警察(東海ラジオのある東区を所管する東署と見られる)へ出向き、被害届を提出した。 事件発生翌日の6月28日からは宮地と神野は出演せず、『聞いてみや〜ち』として、安蒜豊三と青山紀子(6月28日)・前野沙織(6月29日)(いずれも、当時 東海ラジオアナウンサー)がパーソナリティを務めたが、6月30日に、宮地が愛知県千種警察署に逮捕されたことを受け、東海ラジオは同日、番組の打ち切りを決定。6月29日で番組終了した。また、同年4月から毎週土曜13時00分 - 13時30分に放送されていた『ショップジャパン プレゼンツ 宮地佑紀生・河原龍夫・神野三枝 もっと ためして みや〜ち』や二人が出演するスポットCMも同様に打ち切られた。 なお、6月30日の放送は新聞各紙の番組表では『聞いてみや〜ち』と掲載していたが、特に番組名は付けずに放送した。オープニングでは、この日のパーソナリティを務める安蒜から、宮地が逮捕された旨の説明と番組の打ち切りに対する謝罪が行われた。また、各コーナーについては「○○みや〜ち」と付く物は提供スポンサー名とコーナー趣旨の読み上げで、付かない物はこれまで通りの進行で放送した。 7月1日には千種署が、東海ラジオのスタジオで現場検証を行い、番組スタッフからも事情聴取を行った。担当者は警察に対して「どこが気に入らなかったのかは分からない。何らかの行き違いがあった」としている。 事件当日の放送を聴取していた女性リスナーは、(暴力行為が発生した際のやり取りや音声に関して)「その前後、普段のオンエアに比べ、間合いや会話がかみ合っていないことがあり、違和感はあった」と話している。また、宮地自身が警察の聴取に対して「番組の進行に不満があった」と話していた。宮地と神野は10年以上前(2006年以前)から、番組の生放送中に宮地が取った態度で、神野とトラブルになっていたとのことである。7月1日夕方の時点で、東海ラジオにはおよそ170件の問い合わせが寄せられた。 ラジオの生放送中、パーソナリティがパートナーに暴力を振るうという前代未聞の事件は全国のニュースで大々的に報じられ、競合局のCBCラジオは元より、日本全国のラジオ局のワイド番組、テレビのワイドショーでも取り上げられた。 宮地は7月1日に送検後、釈放されたが以降、釈明・謝罪の記者会見は行っていない。神野も事件発生以降、同年12月に自身のホームページで声明を発表し、2017年4月に同局の「松原敬生の日曜も歌謡曲」のアシスタントに就任するまで活動を休止していた。 一方で宮地は2017年12月にライバル局CBCラジオのイベントに、2018年8月には東京のラジオ関連イベントに出演したのち、2018年10月からCBCラジオで新番組を担当することとなり2年3か月ぶりのレギュラーはライバル局で持つこととなった(宮地佑紀生#ラジオ復帰へも参照)。
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