現代音楽協会とは? わかりやすく解説

現代音楽協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/09 14:57 UTC 版)

現代音楽協会(ACM)ロシア語:ACM - Ассоциация Современной Музыки, 英語:ACM - Association for Contemporary Music)は、ソビエト連邦時代に存在した作曲家グループである。




「現代音楽協会」の続きの解説一覧

現代音楽協会(1923年~1932年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/09 14:57 UTC 版)

「現代音楽協会」の記事における「現代音楽協会(1923年1932年)」の解説

1923年ニコライ・ロスラヴェッツにより設立メンバーにはアレクサンドル・モソロフニコライ・ミャスコフスキーヴィッサリオン・シェバリーンドミートリイ・ショスタコーヴィチガヴリイル・ポポーフウラディーミル・シチェルバチョフレオニード・ポロヴィンキン、ウラディーミル・デシェヴォフ(ロシア語版ドイツ語版)、フセヴォロド・ザデラツキー(英語版)、ジョセフ・シリンガーなどがいた。 ACM実験的かつ革新的な技術音楽語法用いることで、ソビエト連邦音楽発展させることを目標としていた。一方、同じ年にロシア・プロレタリア音楽家同盟(RAPM)が設立された。RAPMは音楽大衆向けたものでなくてはならないという社会主義イデオロギー擁護する立場であったため、ACM音楽自律性という思想疑問持ち、両団体激しく対立したACM数多く雑誌発行してその思想宣伝した代表的なもの1924年ロスラヴェッツ発行した雑誌音楽新聞』や1924年から1929年まで発行され機関紙現代音楽』などがある。 またACM国際現代音楽協会ISCM)と緊密な関係を保っていた。ACMバルトーク・ベーラパウル・ヒンデミットダリウス・ミヨーフランシス・プーランクエリック・サティクロード・ドビュッシーモーリス・ラヴェルアルノルト・シェーンベルクアルバン・ベルクアントン・ヴェーベルンエルンスト・クルシェネクグスタフ・マーラーなどの西ヨーロッパ現代的な作曲家作品演奏積極的に行った一方で毎年ISCM音楽祭ロシア作曲家作品紹介行った1923年1924年セルゲイ・プロコフィエフ1925年サムイル・フェインベルク1926年ミャスコフスキー1927年1930年モソロフ1931年レフ・クニッペル作品演奏された。 国内向けにも現代作曲家作品取り上げ1927年には十月革命10周年記念コンサート開きショスタコーヴィチの『交響曲第2番』、モソロフの『鉄工場』、ロスラヴェッツカンタータ十月』、ポロヴィンキンの『プロローグ』が演奏された。 しかし1928年から1932年にかけてACM困難な状況直面した1929年には機関紙現代音楽』が停刊し、1931年にはミャスコフスキーシェバリーン学生作曲家創造集団(Prokoll)のドミトリー・カバレフスキーとともに新団体の設立呼び掛けるにいたった。しかもRAPMからの攻撃は強まる一方だった。 1932年4月23日共産党中央委員会は「文学と芸術団体再編に関する決議」を行いすべての既存組織解体され、党の直接指導下に置かれた。こうしてACMとRAPMは解体され新たにソビエト連邦作曲家同盟成立した。しかし作曲家同盟ではRAPMの路線採用され社会主義リアリズムが公の方針とされた。

※この「現代音楽協会(1923年~1932年)」の解説は、「現代音楽協会」の解説の一部です。
「現代音楽協会(1923年~1932年)」を含む「現代音楽協会」の記事については、「現代音楽協会」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「現代音楽協会」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「現代音楽協会」の関連用語

現代音楽協会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



現代音楽協会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの現代音楽協会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの現代音楽協会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS