犬ロボ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/21 06:10 UTC 版)
「ラッキー -Are you LUCKY?-」の記事における「犬ロボ」の解説
※ここでの解説は基本的に単行本第6話の内容より引用している。 この物語では犬ロボの存在が大きなキーポイントとなっている。犬ロボは「主人(飼い主)の模倣」という、飼い主の性格などを自分にインプットし真似る機能を備えており、また人間とや犬ロボ同士での会話もできるといった機能も備えている。もちろん実際の科学技術(特に電子工学)においてそれらを実現するには、人工知能(もしくはそれに近いもの)が不可欠であるため、物語の設定にある14年前(1993年)どころか、現代でもこういったロボットを生産することはまだ不可能である。 物語の中の設定では、これら犬ロボは祐太の父が勤める家電メーカーが'93年に発売を開始し、同社の犬ロボが圧倒的なシェアを誇っている。乳幼児とは相性が悪く、近付けると事故の原因になる恐れがあると警告表記されている。 当初は犬を飼えない子どもたちをターゲットに開発された(通称ぬいぐるみ系)が、子育てを終えた中高年の夫婦が飼う例が多く、2000年にデビューした4代目以降は大人向け(通称ガジェット系)に路線を変更。しかし売り上げは落ち続けているという。 初代犬ロボ ラッキーの同型。1993年にデビューした第1号モデル。伝えたいことを顔の液晶画面に5文字で表示する。充電器に尻をセットして、座った状態で充電される。ちなみに同型の犬ロボは現代ではかなりの希少品で、コレクターの間でも初期モデルとして珍重されており、可動品となるとネットオークションでは20万円を下らないという。 2代目犬ロボ 1996年にデビュー。外観は初代と似ているが、顔の液晶画面が廃止され、代わりに言葉を発するようになった。 3代目犬ロボ 1998年にデビュー。全体的にデザインが変更されたほか、毛色の異なるモデルが数種類存在したようだ。 4代目犬ロボ 2000年にデビュー。このモデルよりぬいぐるみ系からガジェット系に路線を変更し対象が大人向けとなり、デザインもロボット然としたものに近くなった。 5代目犬ロボ 杉野が所有している犬ロボの同型。2003年にデビュー。デザインがよりロボット然としたものとなった。ボディはポリカーボネイト製で、5分の急速充電で最長48時間の連続稼動が可能となり、関節は80箇所にのぼるほか、メモリーの容量も初代の15倍となった。 6代目犬ロボ 2006年10月1日に、首都圏で先行発売された最新型。無線LAN・GPS機能・動画の撮影も可能なカメラなどが内蔵され、別売りのソフトを使えば3ヶ国語での会話も可能となった。ポスターのキャッチコピーには「より洗練されたフォルムに本物の犬をしのぐ人工知能」と書かれていた。 介護用犬ロボ 祐太が小学校を卒業してから4年後(2012年頃)にデビュー。機能やデザインは基本的に初代に酷似しており、その後の6年間で2回モデルチェンジした。
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