犠牲者一群その4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 17:22 UTC 版)
「丸呑み (アダルトゲーム)」の記事における「犠牲者一群その4」の解説
自らの意志で狩場に入り込むキャラクターを記す。 ドリス・ファリノス(Doris Farinos) 迷彩服を着たドイツ人女性。毒を塗った特注のダガーナイフによる近接戦を得意とする。ズボンの服擦れの音が気になるため、任務中はスカート姿で通している。 過去に傭兵のリーダー格としての経験を持ち、レギーナの兄フェージャを部下に持ったこともある。臆病で傭兵には不向きなフェージャとの会話を楽しんでいる自身が、彼に惹かれていることに薄々気付いていたが、戦場でのそうした感情は足を引っ張るものだと考えており、彼にも常々、危機に陥ったら仲間を見捨ててでも自身の命を優先するように説いていた。そんな中、スナイパーが待ち受ける森林の中でフェージャが急所を外した形で狙撃され、フェージャを救いに出るかフェージャを犠牲に戦略的撤退を行うかを迫られ、後者を選択、フェージャは敵になぶり殺しにされる。しかし、その行動が正しいものであったか迷い続けており、今回、鈴蘭から千里を救出するという依頼を受けるまで傭兵業からは遠ざかっていた。 今回の戦場でロサが自らを犠牲に三弥の窮地を助けたことを目撃し、本当はフェージャを助けたかったのだと思い返す。そして、これまでであれば任務外の人を助けることなど考えられなかったドリスは、三弥を助けることを決意する。 レギーナ・サヴァアロワ(Regina Savialove) 長髪ツインテールの少女。アサルトライフルによる中距離戦を得意とする。 ドリスと同じく孤児の経歴を持つが、1人で生きてきたドリスとは異なり、兄フェージャと一緒に生きてきた。兄は常々、この世のどこかに、誰も互いの幸せを奪い合うことのない、理想郷が存在すると妹に説いており、そのような丘で兄と共に過ごすことを夢見ていたレギーナだった。しかし、兄はレギーナを養うために傭兵として戦地に出かけ、帰らぬ人となる。神を信じて妹には理想を説きながら、自身は現実に逆らえず死んでいった、その兄に怒りを覚えつつ、身寄りのいないレギーナはドリスと共に過ごし、今に至る。 今回の事件には興味半分で参加するが、ターゲットの記憶から作られる狩場の中で、最も嫌いな場所、兄に常々教えられてきた理想郷を見せられ、それを作り出した主人公を破壊する決意をする。 鈴蘭(すずらん) 着物姿の少女。千里を従妹に持ち、ドリスやレギーナにとっては千里救出の依頼主でもある。主人公の作り出す狩場に自由に出入りする不思議な力を持つ。 ある事情から、主人公と共に生きる、あるいは主人公と共に死ぬ権利が自分にはあると考えており、事件の再発によって主人公が作り出している狩場の位置を知り、自ら狩場に入り込んでいく。 アールゥ 小人に羽が生えたような容姿の、風の妖精。気まぐれな性格で、その気まぐれさが今回の一連の事件の元凶であった。その後、鈴蘭と一緒に過ごすにつれ、人の考えを理解し、そして事件を引き起こした自身の気まぐれな行動を後悔し、主人公に会いにいく決意をする。 緒澄麻尋(おすみまひろ) 彩文の親友。10年前の事件の被害者の一人だったが、彩文に助けられて閉鎖空間から逃げ延びることができた。自分を庇ってくれた彩文に報える人生を歩もうと誓い、今は彩文に会えることをどこかで期待しながら、央華付属校の教師を務める。幼い頃は泣き虫であったが、事件をきっかけに強い人間になりたいと格闘技を習ったなどの経緯からそのような面影はなく、どちらかといえば手が早い教師と言われている。但し、暴力教師ではなく、生徒想いの親身な先生とも評価されている。 央華付属校を古くから知る者にとっては、卒業式直前に生徒が失踪することは10年前の事件の再来を意味することであった。そして、前回彩文に助けられたことから、今回も自身が狩場に入ることができれば生徒を救い出すことができるのではないかと考え、狩場に入る力を持つ鈴蘭を偶然見つけ、共に狩場に向かう。先のような経緯から格闘技を身につけており、近接戦を得意とする。
※この「犠牲者一群その4」の解説は、「丸呑み (アダルトゲーム)」の解説の一部です。
「犠牲者一群その4」を含む「丸呑み (アダルトゲーム)」の記事については、「丸呑み (アダルトゲーム)」の概要を参照ください。
- 犠牲者一群その4のページへのリンク