特殊銃
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「日本の警察官#特殊銃」も参照 警察官等特殊銃使用及び取扱い規範では、警察官が所持する銃のうち、警察法第六十八条の規定により貸与されるもの(けん銃)以外のものを「特殊銃」と規定している。 機関けん銃(短機関銃)については、SATの前身である警視庁SAPでは、創設の際に西ドイツのGSG-9から装備、訓練、ノウハウなどの全面協力を受けたことから、1980年代初頭の時点でMP5A5、MP5KおよびMP5SD6が配備されていたとされる。 1996年にSATが発足して以降、2007年からSATの訓練が報道機関に公開されるようになり、SAT隊員が使用するMP5についても、仕様や付属品が判明した。例として、2015年に警視庁と神奈川県警のSATが合同訓練を公開した際、SAT隊員はMP5Fを使用し、付属品としてEO-Tech社製のXPSホロサイト、フォアグリップ、シュアファイヤ社製の628LMフラッシュライト等を装着していた。 狙撃銃については、警視庁SAP当時、豊和ゴールデンベアや64式7.62mm小銃に照準器を取り付け、狙撃用仕様にしたものを使用していたとされる。SAT発足後に公開された訓練では、豊和M1500を使用している。その他の狙撃銃としては、SAT専用に改修されたH&K PSG1や、アキュラシー・インターナショナル社製L96A1を配備しているといわれている。 自動小銃については、2004年に政府が有識者を集めて開催した「安全保障と防衛力に関する懇談会」の第9回懇談会において、警察庁が作成・配布した資料に、SATの装備品として89式5.56mm小銃が掲載された。
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特殊銃
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警察官等特殊銃使用及び取扱い規範では、警察官が所持する銃のうち、警察法第六十八条の規定により貸与されるもの(けん銃)以外のものを「特殊銃」と規定している。 1968年に発生した金嬉老事件を切掛として、翌昭和44年度より狙撃銃の整備が開始され、昭和48年度までに全国都道府県に所定の配備が完了した。この狙撃班が、のちに銃器対策部隊の母体となった。導入当初は豊和ゴールデンベアが用いられており、その後、これをフルモデルチェンジした豊和M1500に更新した。またSATではH&K PSG1やL96A1も用いられている。 H&K MP5機関けん銃(短機関銃)は、1977年に設置された特殊急襲部隊(SAT)の前身部隊の時代から配備されており、2002年からは銃器対策部隊への配備も開始された。また一部の都道府県警察では、刑事部の特殊犯捜査係にも、単発射撃のみ可能なMP5SFKが配備されている。 またSATには自動小銃も配備されているほか、パリ同時多発テロ事件を受け、大都市を抱える警察本部の銃器対策部隊にも配備されることが決まった。
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