構成各社と祭神とは? わかりやすく解説

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構成各社と祭神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 13:29 UTC 版)

戸隠神社」の記事における「構成各社と祭神」の解説

各社主祭神は、地主神である九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)以外は「天照大神あまてらすおおみかみ)が、弟である素戔嗚尊すさのおのみこと)の度重なる非行嘆いて天岩戸あまのいわと)に隠れたため、この世暗黒悪神はびこったとされる神話まつわる神であるが、それぞれいつ頃から現在の祭神祀るようになったかは必ずしも明らかでない。しかし他の多く神仏習合神社とは異なり祭神江戸時代以前から変わっていない。 宝光社(ほうこうしゃ):現在地への鎮座康平元年(1058年)、天暦3年949年)に阿智祝部一族徳武氏が奥社相殿として創建されたものである祭神天表春命(あめのうわはるのみこと)で、中社の祭神である天八意思兼命の子学問技芸裁縫安産婦女子の神とされる。麓から登ってきて最初にあり、うっそうとした杉木立の階段上って参拝する。旧宝光院。 火之御子社(ひのみこしゃ、日之御子社とも書く):創建承徳2年1098年)。祭神天鈿女命(あめのうずめのみこと)。他に高皇産霊命(たかみむすびのみこと)、その娘である栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)、栲幡千々姫命の夫である天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)を祀る天鈿女命天照大神隠れた天岩戸の前で面白おかしく踊って天照大神誘い出すきっかけつくったとされる女神舞楽芸能、また火防の神とされ、宝光社の上1.5kmほどの場所にある。なお、他の4社が神仏混淆であった時代当社だけは一貫して神社であって、かつての顕光寺とは関係がない。 中社ちゅうしゃ):「戸隠山顕光寺流記」によると、寛治元年1087年)に当時別当が、「当山三院たるべし」という夢告を受け、奥院現在の奥社)と宝光院現在の宝光社)の中間位置するこの地に中院現在の中社)を創建した記されている。現在の祭神天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)で、天照大神天岩戸隠れたとき岩戸神楽太々神楽)を創案し岩戸を開くきっかけ作ったとされる神。知恵の神ともされる境内周辺には樹齢900年三本杉があり天然記念物指定されている。火之御子の上1.5kmほど。旧中院九頭龍社(くずりゅうしゃ):祭神九頭龍大神奥社のすぐ下にあり境内社のようになっている創建奥社より古くその時期は明らかでない地主神として崇められている。戸隠山には「戸隠三十三窟」といわれる洞窟点在し、その「龍窟」にあたる。本殿から本殿右手上の磐座の上まで廊下続いており、そこが「龍窟」となる。古く雨乞い縁結びの他、虫歯歯痛ご利益があると言われていた。氏子の人によると戸隠九頭龍大神好物だそうである。 奥社おくしゃ):祭神天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)で、天照大神隠れた天岩戸こじ開け大力の神。神話では天手力雄命投げ飛ばし天岩戸現在の戸隠山であるとされる中社から車で2.5kmほど車道を登った後、まっすぐ続く約2kmの参道車両進入禁止)を登りきった場所にある。途中に赤い「随神門山門)」があり、その奥は17世紀植えられとされる杉並木になっている。神仏分離以前随神門より奥の参道左右に子坊立ち並んでいた。旧奥院廃仏毀釈までは聖観音菩薩(現在は長野県千曲市長泉寺本尊仁王尊像長野市寛慶寺)を祀っていた。戸隠三十三窟「本窟」「宝窟」と言われる中心となる窟が奥社本殿内部にあるが、非公開なので内部何があるのかは秘密とされている。 現在の奥社中社、宝光社の3院は天台系であり、これと激しく抗争して約500年前に滅亡したとされる西光寺など真言系の寺院存在していた事も知られている。

※この「構成各社と祭神」の解説は、「戸隠神社」の解説の一部です。
「構成各社と祭神」を含む「戸隠神社」の記事については、「戸隠神社」の概要を参照ください。

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