構成員と資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 02:58 UTC 版)
『法律』12巻(961A-B)において、「夜の会議」の構成員は以下のように説明される。 護法官の中の最年長者10名 監査官全員 視察員の内、他の会員による審査で認定された者 各会員がそれぞれ1人同伴できる、事前に他の会員の承認を得た、30歳以上の適格な若者 また彼らは、『国家』における「哲人王」と同じく、幾何学・天文学を含む数学諸学科などの予備学を修めた上で、雑多なものから一なる形相(イデア)を導き出していく能力を養われ、また、諸天体が神々の「最善の魂」の知性(ヌース)によって動かされていることを理解して「敬神」の心を持ちつつ、国制・法律の目的である徳・善を追求・護持していける者であることが求められる。 彼らは、公私の用事から解放される夜に会議を持つので、これを「夜の会議」と呼ぶ。そして、この会議が国家全体の「錨」(いかり)として投じられていれば、それが必要な条件を満たしている限りは、国制・法律を安全に保ってくれると述べられる。
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