森蘭丸と蘭丸鉄砲隊
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「かくりよものがたり」の記事における「森蘭丸と蘭丸鉄砲隊」の解説
森蘭丸(もり らんまる) 戦国武将・織田信長の小姓だった美童。本能寺の変で信長と共に亡くなった。信長は幽界の底へ沈んだが、蘭丸は信長を仇なした者を許せず怨霊になった。上半身の露出度が高い服を着ている。青い髪を持っており、髪型は『ドラえもん』の骨川スネ夫をモチーフとしている。 大怨霊のひとりで、出羽国・優嗜曇郡・米沢(ヨナサワ)市で台風を起こし、南東北と北関東を勢力下に置いていた。 使用武器は無数に生成される火縄銃とデザートイーグル。 厩戸から以下の3人の配下「蘭丸鉄砲隊」 を宛てがわれている。だが、3人はいずれも、生前に主君の信長を危機に陥れた過去を持っていた。厩戸はこの3人を配下に付けることで、蘭丸の恨みを暴発させて、人間を大量に殺させるように仕組んでいた。 ピントの砲撃で火の海になった米沢市内の光景から、死に際に体験した本能寺の変の様子を思い出して暴走。厩戸の謀と知りつつも、蘭丸鉄砲隊を次々と銃撃で消滅させた。その後、怨念を鎮める存在であるアメ殺すことで怨念を晴らし、成仏しようとする。 サルタヒコ達の抵抗を押しのけ、アメを追い詰める。しかし、アメのお力によって怨念をほとんど浄化され弱体化。恨みが消える前に自ら死を選ぶとし、デザートイーグルで自決した。 杉谷善住坊(すぎたに ぜんじゅぼう) 金ヶ崎の戦いから岐阜城へ帰る途中だった織田信長を狙撃した男。逃亡の末に捕まり、竹製のノコギリで数日かけて首を切断する、鋸挽きの刑に処された。虚無僧のような姿をしており、ふざけた口調で話し、語尾に「(笑)」を付ける。 上級怨霊で蘭丸鉄砲隊の一人。使用武器はL96A1。その腕は2km先の目標を正確に狙撃できるほど。鋸挽きの刑で首を切断されたためか、身体が細かく分裂し、それぞれが一体の姿になることが可能になっている。 山中に潜んでアメを狙撃しようとしたが、それに気づいた山田がアメを担いで避けられた。その後、自分に向かってくるサルタヒコとニギを狙撃対象に変更する。 サルタヒコが仕掛けた捨て身のおとり作戦によって捕縛される。雑賀に見限られたうえに、暴走した蘭丸の銃撃で消滅させられる。 雑賀孫市(さいか まごいち) 鉄砲集団「雑賀衆」の棟梁。石山合戦で本願寺側に付き、織田信長の軍と戦った。スーツのようなデザインの着物に、ホンブルグ・ハットをかぶる。独特の顎髭を持ったダンディな容姿をしている。普段は帽子の陰に隠れて目線が見えない。 上級怨霊で蘭丸鉄砲隊の一人。武器は2挺のイングラムM10。蘭丸鉄砲隊の中では理性的な考えの持ち主。 蘭丸のもとで善住坊の戦いを傍観し、独断で砲撃を開始したピントを止めようとした。しかし、恨みが暴発した蘭丸を目の当たりにし、銃撃を加えるも通用せず、消滅させられた。 フェルナン・メンデス・ピント ポルトガル人の冒険家。「1544年に鉄砲を初めて日本に伝えた人物の一人」と自伝に書いた。 上級怨霊で蘭丸鉄砲隊の一人。2門のフランキ砲を武器にする。 独断でアメを葬ろうと砲撃を多数行った結果、米沢市内は火の海となり、蘭丸の暴走を誘発させるきっかけを作ってしまう。信長の敵に優先的に銃を売りつけていた過去があったため、暴走した蘭丸に消滅させられた。
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