栃木市編入までの沿革
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ウィキソースに下都賀郡岩舟町を廃し栃木市に編入する件の原文があります。 2014年の栃木市への編入が決定するまで長期にわたる紆余曲折があった。 2003年5月1日 - 大平町、岩舟町、藤岡町の3町による「大平町・岩舟町・藤岡町合併協議会」が設置される。 9月29日 - 合併協議会にて合併期日、合併方式が2005年1月1日を目途に、新設合併での合併に決定される。 2004年1月21日 - 合併による新市名称が「みかも市」に決定される。 3月30日 - 新市庁舎の位置などをめぐり調整がつかず合併を断念、同年4月30日に合併協議会が廃止されることが決まる。 2007年7月9日 - 栃木地区1市5町(栃木市、大平町、岩舟町、藤岡町、都賀町、西方町)での合併へ向けた栃木地区広域行政圏首長懇談会が設置される。 11月13日 - 県市町村合併推進審議会において栃木地区1市5町での合併、および栃木地区1市5町に小山地区1市1町(小山市、野木町)を加えた2市6町での合併の2案を併記し、このうち栃木地区1市5町での合併を先行させる答申が決定される。 2008年7月27日 - 合併先を問う住民投票が行われ、「栃木地区1市5町での合併」を「佐野市との1市1町での合併」が上回る。この結果を受け、合併協議が進められていた栃木地区1市5町での合併構想から離脱。また、栃木地区1市5町での合併を推進していた栃木実町長は辞職の意向を表明。 9月9日 - 町長選挙で針谷育造が無投票当選。 12月22日 - 佐野市、岩舟町の1市1町による「佐野市・岩舟町合併協議会」が設置される。 2009年3月19日 - 合併方式などをめぐり調整がつかず、合併協議会が休止される。 8月9日 - 当面の間の自立を推進していた針谷町長の解職請求(リコール)の是非を問う住民投票が行われる。賛成票が有効投票の過半数を占めたため、針谷町長の失職が決定した。 9月27日 - 任期満了に伴う町議会議員選挙とリコール成立に伴う町長選挙が行われ、町長に佐野市との合併を主張する茂呂幸司が当選。 2010年2月17日 - 佐野市・岩舟町合併協議会が再開される。 3月29日 - 栃木市(旧)、大平町、藤岡町、都賀町の新設合併により栃木市(新)が発足。 9月3日 - 栃木市議会で、栃木市・岩舟町合併協議会設置議案が可決される。 9月24日 - 岩舟町議会で、栃木市・岩舟町合併協議会設置議案が否決される。 2011年1月23日 - 栃木市との合併協議会設置の是非を問う住民投票が行われ、賛成5,963票、反対4,843により栃木市との間に合併協議会の設置を決定。 4月8日 - 栃木市、岩舟町の1市1町による「栃木市・岩舟町合併協議会」が設置される。 8月28日 - 住民に合併についての意思を問う住民投票が行われる。投票は3択で行われ、「栃木市と合併する」が6,485票、「佐野市と合併する」が5,037票、「合併しない」が280票となる。この投票結果を受けて茂呂町長は佐野市との合併協議会を廃止することを表明し、あわせて町長辞任を示唆。 8月30日 - 栃木市との合併を主張する住民団体「岩舟町を考える会」は茂呂町長の解職請求の是非を問う住民投票の実施のための署名簿を町選挙管理委員会に提出。署名簿の署名数は5,645人分で本請求に必要な5,111人(6月2日時点の有権者15,333人の3分の1)を上回っている。 9月21日 - 佐野市との合併協議会において茂呂町長からの合併協議会廃止の申し入れが報告され、議会の議決を経て同年10月31日付で合併協議会の廃止が決定。 9月22日 - 町議会で茂呂町長は進退について議員から質問され、町長は引責辞任せずに栃木市との合併を進める考えを表明。 10月17日 - 住民団体「岩舟町を考える会」が町選挙管理委員会に提出した茂呂町長の解職請求の是非を問う住民投票の実施のための署名簿について、審査の結果、5,278人分の署名が有効と認められたため、同会は町選管に町長に対する解職請求を本請求し、町選管は同日付で請求を受理。 10月31日 - 佐野市・岩舟町合併協議会が廃止される。 11月1日 - 佐野市との合併協議会が廃止されたことを受け、茂呂町長が町議会議長に辞職願を提出。 11月21日 - 茂呂町長が同日付で辞職したため、同年12月11日予定の町長の解職請求の是非を問う住民投票は行われないことが決まった。 12月20日 - 町長選挙と町議会議員補欠選挙(欠員1)が告示され、町長選は住民団体「岩舟町を考える会」副会長の市村隆、町議補選は同会幹事の鈴木孝雄の他に立候補の届け出がなく、両名の無投票での初当選が決まった。 2013年2月14日 - 栃木市との間で合併協定が調印される。 2月25日 - 栃木・岩舟両市町の議会にて合併関連議案が全会一致で可決される。 3月27日 - 福田富一知事に合併申請書を提出。 2014年4月5日 - 栃木市に編入。平成最後の市町村合併・消滅した自治体並びに、2020年現在、日本最後の市町村合併・消滅した自治体になった。
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