栃木市の山としての意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 22:32 UTC 版)
栃木市は北西側が足尾山地に接しており、山はこれだけではない。しかしながらその多くは、石灰を含むため、ドロマイト等都市建設資材として崩され、山ではなく首都圏の建物の一部になってしまった。またそれを免れても、ゴルフ場にされ、自然に近い山の形として残っているものが少ない。その中で、比較的街中から離れた位置にあるこの山だけは、不便で、これと言って何も無いため、現在の所山らしい形で残されている。栃木市の山として、しばしば言及されるのは、山の姿を残しているという理由だけであろう。なお地元住民も、代々「まもる会」を結成して、この山周辺の景観を守るようそれなりの努力はしているようである。 冬シベリアから吹き降ろす風は、栃木市谷倉山あたりで乾いて、からっ風となり、首都圏に吹き降ろす。麓を星野と言うのも、それにちなんだ地名らしい。またこのあたりの山の地形の複雑さが、東京付近の天候の決定要因となっている可能性もある。
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