東映作品関連とは? わかりやすく解説

東映作品関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 22:42 UTC 版)

上原正三」の記事における「東映作品関連」の解説

仮面ライダーシリーズ第1作『仮面ライダー』には、企画段階参加していたもの執筆はしていない同作品の企画参加していた理由について、上原東映プロデューサー平山亨企画反対する東映上層部毎日放送説得するため、『ウルトラマン』参加していた自身市川森一呼び寄せた証言している。その後第1話執筆する予定であったが、『帰ってきたウルトラマン』への参加のために離脱し実現には至らなかった。上原は、平山TBSプロデューサー橋本洋二ともつながりがあったため、快く送り出してくれたと述べている。 『イナズマンF』第12話幻影都市デスパー・シティ」は、『ウルトラセブン』43話「第四惑星悪夢」とテーマ同じくしており、科学発展物質文明行き着く先の恐怖描いたとしている。後年インタビュー上原は、人間性喪失した事件多発していることから、日本は「第四惑星」「デスパー・シティ」になった評している。 スーパー戦隊シリーズ脚本執筆本数は、参加作品少ないものの、曽田博久荒川稔久小林靖子に次ぐ歴代4位の174本である。 『宇宙刑事シャイダー』劇場版2作を含め全話執筆したのは、シャイダー / 沢村大役円谷浩円谷プロ家族であったことから「自身育ててくれた円谷プロ恩返しをしたい」と思ったからだという。 『グランプリの鷹』のイザベル死について「まさに僕の夢ですね。男のために死ぬ女性というのは」と述べている。 『仮面ライダーBLACK』降板以降東映吉川プロデューサーとの縁も途切れたかに見えたが、自宅数年ぶりに吉川から電話掛かってきて、「今度やるライダー映画書かないか?」と誘われ執筆したのが『仮面ライダーJ』である。上原同作品を執筆するにあたり前年度作品の『仮面ライダーZO』(杉村升脚本)を強烈に意識したそうで、「特撮マニア見たら『ZO』が面白いという意見が多いかもしれませんけど、子供見たら『J』のほうが絶対に面白いと思ってくれる。自信ありますよ」と当時インタビューにて語っていた。 1990年代以降東映特撮作品中心的存在である荒川稔久が、作風において影響を受けた人物の一人である。あまりに影響を受けすぎて、荒川『仮面ライダーBLACK』参加したとき、彼がプロデューサー提出するプロット上原似た作風のものばかりだった。しまいには東映吉川進プロデューサーに「上原正三二人要らないんだよ」と一喝されそれらはことごとくボツになったという。荒川若い頃苦い思い出だが、おかげで独自の作風編み出すことができたと後の上原との対談荒川自身語っている。 高久進死去に際して『Gメン'75』における高久代表作・「沖縄三部作(第59 - 61話)」を初め視聴沖縄負の部分徹底して暴く骨太な作劇上原数回DVDを観直すほど衝撃受けたようで、「高久さんは沖縄を自らの中に取り込んで書いている」と評価したスーパー戦隊シリーズなどを担当した東映プロデューサー吉川進大学先輩にあたる。吉川上原について、反骨精神強く一見他愛もないような作品でも根底には深いものがあると評し、また素っ頓狂内容でも自然に感じられる述べており、ライターとして実力評価している。 スーパー戦隊シリーズなどに共に参加していた脚本家曽田博久は、上原仕事早さ多作ぶりに圧倒されたといい、また戦争経験しているがゆえの生きる姿の力強さバイタリティ違い感じ敵わない思ったという。

※この「東映作品関連」の解説は、「上原正三」の解説の一部です。
「東映作品関連」を含む「上原正三」の記事については、「上原正三」の概要を参照ください。

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