東日本エリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:37 UTC 版)
株式会社JR東日本クロスステーション リテールカンパニー(旧:JR東日本リテールネット)が事業を運営。 キヨスク各社の中で唯一、民営化前とはロゴマークおよび店舗名(読み)が違う。これは設立直後にCIを導入し、業態別に「LET'S KIOSK」等の店舗名を導入したため(後に廃止されるが、現在でも売店型標準店舗は便宜上レッツ店と呼称される)である。一方、他地域社のキヨスクは鉄道弘済会時代からのロゴをそのまま使用する。その後、2007年7月1日に東日本キヨスクからJR東日本リテールネットに社名変更する際、店舗名も「キヨスク」から「キオスク」に変更した。 東日本旅客鉄道(JR東日本)のほかに、東京臨海高速鉄道(りんかい線)とえちごトキめき鉄道(直江津駅と妙高はねうまライン高田駅)の駅売店も担当している。鉄道のない場所のバスターミナルに、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)開業前のつくばセンター内に出店していたこともある。 Suicaステーション(駅構内店舗のほとんどでSuicaを使えるようにするもの)対応後の駅構内では、本来POSシステムを導入していないキヨスクにおいても、Suica対応のレジ決済に変更になり、現金を所持していなくてもSuica電子マネーで購入することも可能になった。Suica未導入地域でもPOSレジによる会計に変更された。 近年は関東を中心に、特定企業とのタイアップによりキヨスク全体を特定企業の広告でラッピングし、独自商品を販売するタイプのキヨスクが増えている。主な店舗(恒久的な店舗)としては、以下のものが挙げられる。また、これ以外にも期間限定でオープンするものもある(江崎グリコ・ポッキー、ブルボン、ケロロ軍曹など)。ウイダーステーション(田町駅) - 森永製菓とのタイアップ(駅前に森永製菓の本社があるため)。2006年10月までは、同社のキャラクターであるキョロちゃんをモチーフとして「キョロスク」と名づけられていた。 キヨスク&東ハト コラボショップ(渋谷駅) GIOSK(東京駅) - 読売ジャイアンツとのタイアップ チョコスク(東京駅) - 明治製菓とのタイアップ PIOSK(新宿駅) - Pinky(フレンテ)とのタイアップ。2004年11月1日から2005年4月30日まで存在していた。 NewDays店舗の増加や、駅ナカ事業の拡大によりキヨスクの店舗数は漸減傾向にある。2007年にはそれまでの多くを占めていた正社員店員の早期退職を行ったが、それに代わる従業員の確保が追い付かなかったために、首都圏駅の多くのキヨスク店舗が休業・閉店に追い込まれた。 2015年3月14日より、新業態『NewDays KIOSK』の営業が始まった。これは、キオスクを自社で展開しているコンビニNewDaysのマイクロショップという位置付けで、キオスクのコンパクトでスピーディな点とコンビニの鮮度が高く幅広い商品を買いやすい点と双方の利点を生かした店舗としている。他社で言えば、京急電鉄駅構内売店をセブン-イレブン、東京メトロ駅構内売店をローソンのそれぞれ小規模店舗に置き換えたのと同じ形態となっている。2015年3月以降、キオスクの一部店舗が順次『NewDays KIOSK』にリニューアルされているほか、既存のキオスクのままでNewDaysのおにぎりやパンを取扱う店舗も増えている。
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