日本文化・風習としての裸足とは? わかりやすく解説

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日本文化・風習としての裸足

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 09:24 UTC 版)

裸足」の記事における「日本文化・風習としての裸足」の解説

日本では、家の入り口履物を脱ぐ習慣から、裸足で家の外に出ることは汚いこととされる。しかし、農村では田植えなど裸足での作業もあるため、帰宅時に足をきれいに洗えばよいと考える人もいる。裸足外出することは現代において田植え期水田周辺海水浴場などでないかぎり奇異みられる傾向があるが、これは明治期西洋文化および西洋医学破傷風予防など)の考え方流入して以降傾向である。1901年明治34年5月29日警視庁ペスト予防のため屋内除き跣足にて歩行することを禁止した庁令41号)。足の裏でじかに自然を感じようとする「大地をはだしで歩く会」が結成されたこともある。(参考文献千趣会COOK1980年1月号) 現代では「裸足であること」も一種ファッションとしてみられており、足の爪へのネイルケアや足にミサンガを巻く(=長い靴下は履けない)ことが流行ったり、素足に履く凝ったデザインサンダル鼻緒付きビーチサンダルやトングサンダル、足にサンダルの台を貼り付けるヌードサンダルなど)や靴を履いた時に裸足にみえるようなスニーカーソックス売られたりしている。また、素足下駄イグサ草履を履くことが流行している。足が涼しく、足を開放したいという点から素足注目されまた、鼻緒への人気高まっていることも影響している。また、Cocco鬼束ちひろのように、ステージ上で裸足で歌う歌手存在影響もある。子供の場合はなるべく裸足生活させる主義の人も多い。素足裸足で足を自然な状態にする発想はだし教育影響しているとされる素足になれると足の自由さ気づく場合が多い。[要出典] 一方で常に裸足場合、足が頭部より低温になる「頭熱足寒」になりやすく、冷え性など健康上の不具合生じ場合がある。 裸足の子供は自然児イメージみられるため、たくましさ自由奔放象徴という印象を持つ。テレビアニメアルプスの少女ハイジ』の主役ハイジ場合原作では靴を履いているのにアニメでは裸足設定である。逆に野性児の印象みられることもあるので、制服採用している学校で、暑い日に裸足でいたりすると処罰されることもある。小学校場合、靴を履く学校裸足生活しようとすると、靴下・靴を履くよう注意される場合自由にさせる場合それぞれである。[要出典] 裸体になることに準じて裸足になることは神聖であるとされる場合もある。神社境内での参拝方法としてお百度参りがある。脱帽同じように、裸足で参ることで神を崇めるという理由である。アジア寺院に入る場合入り口履物脱ぎ裸足になるよう求められる場所もある。これも神聖な場所には裸足で入るとの考えである。神事として護摩焚きの火の上裸足で渡る火渡り各地行なわれる

※この「日本文化・風習としての裸足」の解説は、「裸足」の解説の一部です。
「日本文化・風習としての裸足」を含む「裸足」の記事については、「裸足」の概要を参照ください。

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