日本文化への造詣
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日本人が日本文化を見失ってしまうことへの危機感を持っており「みんな日本人であることをもっと懐かしむべきだよ」とも発言している:52。サザンの11枚目のオリジナル・アルバム『世に万葉の花が咲くなり』の制作の過程で桑田は『万葉集』を読み返しており、日本語独特の情緒や情報量の多さに興味を覚えつつ「この言葉を我々はなくしていいのだろうか」といった危機感を持った。 御霊神社を始めとした鎌倉市周辺を散策コースとして気に入っており、自身の楽曲の歌詞のモチーフにすることもある。また、毎日仏壇や神棚に手を合わせたり、両親や姉の墓参りに関しても積極的に行っている。 DVDの冊子に越前和紙を使用したり、自ら春画風のイラストを書き下ろしてTシャツにデザインするなど、サザン・ソロ問わずグッズやDVDなどにも日本文化・和風要素を意欲的に取り入れている。 桑田が理想とする和食のメニューとして飯、味噌汁、海苔、漬物、卵焼き、梅干しの六品を挙げている。これらは2021年のミニ・アルバム『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』のタイトルやジャケットの由来にもなっている。 十八代目 中村勘三郎のファンであり、本人とも手紙などを通して間接的な交流があった。また、2012年の全国ツアー『I LOVE YOU -now & forever-』ではオープニングで歌舞伎を意識した演出が取り入れられた。 落語ファンであることを公言しており、特に好きな落語家として立川談志、三代目 古今亭志ん朝などを挙げている。また、立川志の輔、3代目桂春蝶、桂雀々らとの共演や交流があることが語られている:186,187。桑田は2016年および2017年に架空の落語家『波乗亭 米祐(なみのりてい べいすけ)』に扮して落語を演じた経験がある。 2017年に桂雀々の落語会にゲストで出演していたブレイク前の六代目 神田伯山(当時:神田松之丞)による講談を見たことを自身のラジオ番組で言及し高く評価した。当時桑田は長年メールでの親交がある太田光(爆笑問題)に伯山のことを教えており、後に太田と伯山は共演頻度が多い間柄になった。
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