日本における漢文学とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本における漢文学の意味・解説 

日本における漢文学(日本漢文学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/01 01:35 UTC 版)

漢文学」の記事における「日本における漢文学(日本漢文学)」の解説

漢詩#日本の漢詩」も参照 もともと日本は文字無かったとされているので、中国より漢字受け入れたそのとき最初中国語習得することが最初課題であった朝廷正史として編纂された『日本書紀』が、正統的な漢文書かれたことも、そうした流れ日本社会があったことの例証である。散文のみならず詩作試みられ、『懐風藻』には、7世紀からの作品収められている。 その後も、漢詩漢文日本社会作られ続けたが、広まり高まり見せたのは、9世紀菅原道真時期15世紀禅宗寺院中心にした〈五山文学〉の時期18世紀儒学武士たちに広まった菅茶山たちの時期である。 明治維新のころも、西洋文物輸入するときに、翻訳語として漢文源流を持つ語彙多く採用されたこともあって、漢詩流行した時期もあった。この時期活躍した漢詩人として森槐南が有名である。しかし、大正後期以降になると急速に衰え漢詩漢文の製作は、一部趣味人の手わざとなってしまった。 1960年代になってドイツ文学者富士川英郎小説家中村真一郎たちが、江戸時代漢詩文再評価はじめたあたりから、日本漢文学伝統見直されるようになり、1980年代から刊行され岩波書店の『新日本古典文学大系』のシリーズには、続編明治篇含めて多く漢文学属す作品収録されるようになり、研究進んでいる。 また、義務教育での国語教育においても中国古典教えられており、書道では漢詩などが題材となることも多い。また、日本の元号中国古典参考にして選定されるなど、程度の差こそあるが、現代でも多く日本人漢文学触れている。

※この「日本における漢文学(日本漢文学)」の解説は、「漢文学」の解説の一部です。
「日本における漢文学(日本漢文学)」を含む「漢文学」の記事については、「漢文学」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本における漢文学」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

日本における漢文学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本における漢文学のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの漢文学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS