日本における無可動実銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 08:51 UTC 版)
「無可動実銃」の記事における「日本における無可動実銃」の解説
実銃の所持が銃刀法で厳しく規制されている日本において、公安委員会の所持許可を得ずに合法的に実銃を所持するためには発射機能のある実銃を加工して無可動実銃とする必要がある。加工は主に海外で行われ、加工基準の絶対要項としては以下の項目が含まれる。 銃身内部に鉄製の棒を挿入し、銃口から薬室まで塞がっていて、更に溶接され絶対に抜けないようにする 薬室及び銃身、機関部にスリットを入れる 装填は出来ないように薬室内を溶接で塞ぎ、その加工を外部から容易に確認できる状態にする ボルト(撃針部)の一部か半分を廃し使用不可能にする 機関部本体は溶接で固定、切断等の加工を施し強度を低下させる 引き金を除く、トリガー・メカニズムの全てを取り外し、それを外部から容易に確認できるよう開口する 近年では上記の要項以外に輸入の際には警察と税関の立会いの元、検査を行う。この検査に合格して初めて無可動実銃として所有できる。
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