新館整備計画とは? わかりやすく解説

新館整備計画(1981-1988)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/08 07:00 UTC 版)

広島県立図書館」の記事における「新館整備計画(1981-1988)」の解説

図書館は本来、2期分けて整備する計画であったが、途中で2期用地広島県立美術館建設予定地切り替えられたため、拡張することが不可となったこのため増え続ける本を収蔵するため、閲覧室事務室果ては玄関ホールまで書庫スペースとするために縮小せざるを得なくなった1981年昭和56年)の蔵書数177,377冊と建設時収蔵能力9冊の倍近く膨れ上がっていた。それでもこの蔵書数都道府県立図書館の中で44位とかなり少なく広島市立中央図書館の32.8冊よりも少なかった。そこで新図書館建設検討され1981年昭和56年8月13日広島県立図書館建設調査検討委員会答申出した当時図書館所在地では拡張余地がなかったため、移転先検討され広島大学本部キャンパス中区東千田町一丁目)が東広島市移転した後にその敷地利用することが最有力となったが、大学全面移転には時間がかかるため断念した。すると1984年昭和59年1月東広島市県立図書館誘致名乗り挙げ呉市検討加えるべきとの意見出て同年5月広島東広島・呉の3都市で候補地を探ることになった折しも広島県立図書館より蔵書少なかった沖縄県立図書館兵庫県立図書館整備始めたことから、教育委員会早急に結論を出す必要に迫られ広島大学工学部跡地広島市)に移転することを決した同年12月8日より用地買収交渉開始し、翌1986年昭和61年6月図書館広島県立文書館広島県産業技術交流センター併設した「広島県情報プラザ」として着工した建設工事並行して図書館と文書館の間で資料収集分担話し合われ明治時代以前資料収集文書館担当となり、図書館保有古文書類文書館への移行決定した。またコンピュータ導入決定し1987年昭和62年4月導入機種選定から検討始まった最終的に日本電気NEC)の製品導入することを決定し同社システムエンジニア協同システムカスタマイズ1年以上かけて実施した。これにより県内市町村立図書館からの相互貸借利便性向上し、同じNECシステム導入していた鳥取県立図書館とも結んで相互に蔵書検索可能にした。 1988年昭和63年7月1日新館への移転作業のため、図書館臨時休館入った移転作業では先に移動図書館用の図書新館搬入することで、臨時休館中移動図書館「みのり」の運行ができるようにした。

※この「新館整備計画(1981-1988)」の解説は、「広島県立図書館」の解説の一部です。
「新館整備計画(1981-1988)」を含む「広島県立図書館」の記事については、「広島県立図書館」の概要を参照ください。

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