新館建設構想
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1962年竣工の建物は老朽化が進み、また蔵書数の増加で手狭になったことから、1996年(平成8年)には山田一麿市長が新館の建設を表明した。1999年(平成11年)に就任した佐護彰市長は、市制施行10周年記念事業として2004年の新館開館を目指したが、日進市民会館近くの建設用地を約13億円で買収する議案は、「高額すぎる」などの意見が出て、2001年(平成13年)12月の日進市議会で否決された。議案の否決後、日進市当局は議案否決後に学識経験者や市民らで構成される新図書館検討委員会を発足させ、2003年(平成15年)3月には検討委員会が市民会館東側/市民会館北側/日進市中央福祉センター東側の3か所を建設用地候補とする答申を佐護市長に提出した。同年4月には新図書館建設準備室が設置された。 2003年7月13日に投開票された日進市長選挙では新館の建設がひとつの争点となり、現職の佐護が再選を果たしたが、候補者3人はいずれも新図書館の建設を早期に実現させることを政策に掲げていた。日進市当局が再度提出した議案も日進市議会で否決され、新館の開館は大幅に遅れた。2005年(平成17年)4月には新図書館建設準備室が新図書館準備室に改称された。2006年(平成18年)3月に新図書館の設計に取り掛かり、同年12月1日に蟹甲町の日進市中央福祉センター東側で新館の建設に着工した。新館は旧館の東100メートルの距離にある。2008年(平成20年)5月21日に新館が竣工すると、6月29日には旧館が長期休館に入り、蔵書へのICタグの貼付や新館への移動などの移転準備を行った。この間の8月に運営業務が図書館流通センターに委託されている。
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