文字禍
作者中島敦
収載図書文豪ナンセンス小説選
出版社河出書房新社
刊行年月1987.7
シリーズ名河出文庫
収載図書ちくま文学の森 14 ことばの探偵
出版社筑摩書房
刊行年月1988.12
収載図書短編の愉楽 2 近代小説のなかの異空間
出版社有精堂出版
刊行年月1991.3
収載図書日本幻想文学集成 9 中島敦
出版社国書刊行会
刊行年月1991.12
収載図書ちくま日本文学全集 036 中島敦
出版社筑摩書房
刊行年月1992.7
収載図書山月記・李陵 他九篇
出版社岩波書店
刊行年月1994.7
シリーズ名岩波文庫
収載図書斗南先生・南島譚
出版社講談社
刊行年月1997.3
シリーズ名講談社文芸文庫
収載図書中島敦全集 1 小説
出版社筑摩書房
刊行年月2001.10
収載図書恐怖特急
出版社光文社
刊行年月2002.11
シリーズ名光文社文庫
収載図書山月記・李陵―他九篇
出版社岩波書店
刊行年月2003.2
シリーズ名ワイド版岩波文庫
収載図書山月記・李陵 他九篇
出版社岩波書店
刊行年月2003.4
シリーズ名岩波文庫
収載図書文士の意地―車谷長吉撰短編小説輯 下
出版社作品社
刊行年月2005.8
文字禍
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文字禍 | |
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作者 | 中島敦 |
国 |
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言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説、掌編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『文學界』1942年2月号 |
出版元 | 文藝春秋新社 |
刊本情報 | |
収録 | 第一創作集『光と風と夢』 |
出版元 | 筑摩書房 |
出版年月日 | 1942年7月15日 |
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『文字禍』(もじか)は、中島敦の短編小説(掌編小説)。1942年(昭和17年)に発表された中島のデビュー作の一つである。アッシリアの碩学ナブ・アヘ・エリバ博士が、「文字の精霊」が人間に及ぼす災いについて研究するうち分析的思考や文字そのものへの否定にまで陥り、アッシュールバニパル王に進言するものの認められず、最後には「文字共の凄まじい呪の声」とともに落ちかかってきた書物(粘土板)の下敷きとなり圧死してしまうという物語である。
初出時は、他1篇「山月記」と共に「古譚」の題名で総括され、深田久弥の推薦により『文學界』1942年2月号に掲載された[1]。同年7月に筑摩書房から刊行された単行本『光と風と夢』に収録された際には、「山月記」「狐憑」「木乃伊」と合わせた連作「古譚」として収録された[2]。
おもな収録書籍
中島敦の作品集
アンソロジー収録
- 『文豪ナンセンス小説選』(河出文庫、1987年7月)
脚注
参考文献
- 中島敦『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年7月。ISBN 978-4003114513。
- 中島敦『斗南先生・南島譚』講談社文芸文庫、1997年3月。ISBN 978-4061975606。
関連項目
外部リンク
文字禍と同じ種類の言葉
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