教育改革国民会議報告「教育を変える17の提案」
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教育を変える17の提案(きょういくをかえる17のていあん、英 17 Proposals for Changing Education)とは、2000年(平成12年)12月22日に教育改革国民会議が最終報告として森喜朗内閣総理大臣に提出した意見のことである。 「教育を変える17の提案」に示されたことには、専門職大学院の制度をはじめとしてすでに実現した事項もあるが、教員免許状の更新制をはじめとする多くの事項について文部科学省の中央教育審議会などで繰り返し審議が行われている。 教育を変える17の提案における提案内容の概要は、次の通りである。 人間性豊かな日本人を育成する教育の原点は家庭であることを自覚する 学校は道徳を教えることをためらわない 奉仕活動を全員が行うようにする 問題を起こす子どもへの教育をあいまいにしない 有害情報等から子どもを守る 一人ひとりの才能を伸ばし、創造性に富む人間を育成する一律主義を改め、個性を伸ばす教育システムを導入する 記憶力偏重を改め、大学入試を多様化する リーダー養成のため、大学・大学院の教育・研究機能を強化する 大学にふさわしい学習を促すシステムを導入する 職業観、勤労観を育む教育を推進する 新しい時代に新しい学校づくりを教師の意欲や努力が報われ評価される体制をつくる 地域の信頼に応える学校づくりを進める 学校や教育委員会に組織マネジメントの発想を取り入れる 授業を子どもの立場に立った、わかりやすく効果的なものにする 新しいタイプの学校(“コミュニティ・スクール”等)の設置を促進する 教育振興基本計画と教育基本法教育施策の総合的推進のための教育振興基本計画を 新しい時代にふさわしい教育基本法を
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