惑星城
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 20:54 UTC 版)
「ハートキャッチプリキュア!」の記事における「惑星城」の解説
砂漠の使徒の本部で、地球の支部に命令している層。また、本部は木星のような姿にもなる。 デューン 声 - 緑川光 砂漠の使徒の王として君臨する青年で、サバーク博士に指示をしている黒幕。緑色の髪に黄色い瞳が特徴。一人称は「ボク」。 白色のコートを着用しており、黒色のズボンを履いている。また、左肩には桃色をした正体不明の生物を乗せている。 表向きは物静かな人物として振る舞っているが、こころや愛という概念を徹底的に憎悪し、身内同士で争う光景を好むなど、本性は冷酷かつ非情な本性をもつ。また、憎しみの力を原動としている。 今から50年前の地球に降臨し、「地球を砂漠の星に変える」という自身の悲願を叶えるために暗躍するが、当時の地球を守護していたキュアフラワーと激しい攻防を繰り広げることになり、結果的には両者とも相討ちという結果に終わる。そして、自身は前述の激闘で力を失ったことで宇宙へと逃亡するが、その後も自身の目的を諦めることはなく、キュアフラワーから奪われた力を取り戻そうと画策して現在に至る。これらの経緯があるため、現代のプリキュアたちが「ハートキャッチミラージュ」を手に入れることを大変危惧している。 前述のキュアフラワーとの激闘を終えた後、フランスのパリで「こころの大樹」の研究に行き詰まっていた月影博士を唆し、彼に悪のこころと力を与える仮面を着けて「サバーク博士」に変え、それ以降は彼に地球での行動指揮を任させている。 小説版によると、デューンが幼少期の頃、義母はデューンを密かに疎んじており、自分の子である義弟を王にしようと企んでいた。そして王位を継ぐ身であるデューンを殺害するよう、義母は先代の王であった父を唆し、主導権争いの末にデューンの乳母が殺害されるに至る。逃げ回った末に「邪神教」の教会にたどりつき、そこで復讐のために父を殺す力を求めたデューンは「デビル」に自身の魂を引き換えに強大な力を得て、その力で父と元凶である義母、さらには義弟を殺害した経緯をもつ。これが原因で憎しみの感情が止まらなくなり、父が欲していた地球を砂漠化して滅ぼすことで父を貶す快感を覚えるようになり、それ以降地球に固執するようになる。 第44話にて地球に再度降臨し、その圧倒的な憎しみの力でプリキュアたちを窮地に追い込み、更には復活を果たしたキュアフラワーから自身の力を奪還した上、本来の強大な力でこころの大樹を枯らすことに成功する。直前のデザトリアン戦から2連敗となったプリキュアをさらに追い込むかのように、地球に複数のデザートデビルを召喚し、彼らを使役することで地球を砂漠の星へと変えながら侵略していく。 第48話にて、洗脳が解けたサバーク博士を始末し、それに憤慨して「スーパーシルエット」となったプリキュアたちと激闘を繰り広げるが、憎しみではなく「愛」の力で戦うプリキュアたちの活躍によって徐々に追いこまれ、彼女たちの浄化技である「プリキュア・ハートキャッチオーケストラ」を受けて浄化されかける。しかし、続く第49話では憎しみの感情を増幅させて巨大な最終形態へと変貌し、遂には地球そのものを滅ぼそうと暴走するが、「無限シルエット」に進化したプリキュアたちにより形勢が逆転し、最終的には彼女たちによる「プリキュア・拳パンチ」を受けたことで完全に浄化され、最期は穏やかな表情を見せながら消滅した。 後の『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、ソルシエールの魔法で生み出した幻が登場している。少年形態 キュアフラワーとの戦闘で力が失われた状態。緑色の虚ろな瞳をした少年のような容姿をしている。 この姿でもプリキュア4人を圧倒するほどの戦闘力を備えている。 青年形態 薫子のもつペンダントを破壊し、その中に封印されていた自身の力を取り戻した姿。瞳の色が黄色になり、少年形態が成長したような外見をしている。 決意を固めて「スーパーシルエット」と進化したプリキュアたちと同等の戦闘能力をもつ。 巨人形態 プリキュアたちの猛攻に対抗するため、自分の憎しみの力を増幅させて巨大化した姿。左肩の生物が上半身に巻きついている。 デビルに魂を売り、悪魔そのものとなった姿であり、無限の憎しみを有している。また、戦闘能力は格段に上がり、強力な光線を出せる。
※この「惑星城」の解説は、「ハートキャッチプリキュア!」の解説の一部です。
「惑星城」を含む「ハートキャッチプリキュア!」の記事については、「ハートキャッチプリキュア!」の概要を参照ください。
- 惑星城のページへのリンク