思想・著作とは? わかりやすく解説

思想・著作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:38 UTC 版)

キプリアヌス」の記事における「思想・著作」の解説

テルトゥリアヌス影響大きく受けているとされる独創的思想家としてではなく実践的な教会指導において優れている評価されるが、幾つかの著作は高い神学的価値がある評される主著に『カトリック教会一致について(wikidataイタリア語版)』 (ラテン語: De ecclesiae catholicae unitate、251年) がある。 書簡において、教会の外に救いなし(ラテン語: Sallus extra ecclesiam non est)と主張。これは、一定の正典教理組織をもったカトリック教会神の恵み機関であり真の教会であるとする思想背景とする(キプリアヌスローマ・カトリック教会同じく崇敬する正教会も、自身教会を「カトリック」であるとしている。記事カトリック (概念)参照)。 また教会基礎司教主教)にあり、全ての教会司教が「一つ司教職主教職)(ラテン語: episcopatus unus)」に属していることが教会一致公同性を保証するとした。分派異端による洗礼教会祝福から外れているとした。 教会における監督制否定する立場から、キプリアヌス教会政治変革行い監督制創始したとされる主張があるが、当時激し迫害下(3世紀前半にあって致命殉教)したキプリアヌス同調者たちも不当な権力求めるようなタイプ人間ではなかったこと(そもそも迫害下で不当な権力求めることも不可能)、および、当時起こっていた異端とされるグループ主流派教会内で教えに背くようなことがもし行われれば格好攻撃対象としていたはずであるが、そうした形跡みられないことを指摘して聖職者制度起源キプリアヌス主張帰す見解正教会否定する。 なお、ローマ教皇ペテロ後継とするローマ・カトリック教皇首位説対し正教会側は、全ての主教自分教会および他の全ての教会においてペテロの座にあるとするキプリアヌス考え引用し教皇首位説への反駁とすることがある

※この「思想・著作」の解説は、「キプリアヌス」の解説の一部です。
「思想・著作」を含む「キプリアヌス」の記事については、「キプリアヌス」の概要を参照ください。


思想・著作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 04:30 UTC 版)

ピエール・アベラール」の記事における「思想・著作」の解説

アベラール普遍論争では唯名論者に位置づけられる。普遍論争はもともと普遍実在するか(実在論)、名目だけのものか(唯名論)を巡って行われたもので、普遍実在しないとする唯名論突き詰めてゆけば、教会カトリック=普遍)、ひいては神を否定する思想にもつながりかねないアベラール三位一体論思想異端視されたが、唯名論としては折衷的穏健なものであり、神の意志中に普遍存在するとしていた。アベラール思想はやがてスコラ学基礎となり、トマス・アクィナス実在論とされる)により大成された。 アベラール主な著作は以下のようなのである。 『然りと否』 『哲学者ユダヤ人キリスト教徒対話

※この「思想・著作」の解説は、「ピエール・アベラール」の解説の一部です。
「思想・著作」を含む「ピエール・アベラール」の記事については、「ピエール・アベラール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「思想・著作」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から思想・著作を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から思想・著作を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から思想・著作 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「思想・著作」の関連用語

思想・著作のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



思想・著作のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのキプリアヌス (改訂履歴)、ピエール・アベラール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS