御神木として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:13 UTC 版)
榎大六天神(東京都板橋区)- 江戸時代より祀られており、御神木の榎は悪縁を切りたい時や断酒を願う際、その樹皮を煎じて相手に飲ませると成就するとされた。近年は悪縁切りだけではなく、良縁祈願や病との縁切りの御利益も期待されるようになり、全国各地からの参拝者が後を絶たない。 熊野宮(東京都小平市) - 御神木「一本榎」は良い縁を結び実を結ぶ。御由緒往時この一帯は、逃水の里と称され無人の荒野であったが、当地に一本の榎の大樹が聳え立っており、青梅街道を往来する人の良き目印となっていた。当宮は、武蔵野の新田開発に伴い、宝永元年(1704年)にその榎の大樹のもとに遷祀された。 榎神社(神奈川県相模原市) - 榎神社の神木であるこの大榎は、明治18年(1885年)に植えられた二代目であるが、初代の榎は照手姫がさした杖に根づいたもので、枝が下を向いた「さかさ榎」であったと伝えられている。枝が四方に大きく広がり美しい樹形を形成していて、「神奈川の名木100選」に指定されている。 来宮神社(静岡県熱海市) 日月神社(埼玉県所沢市) 多祁御奈刀弥神社(徳島県石井町) 八股榎大明神(愛媛県松山市) 榎社(福岡県太宰府市) 榎木大明神(大阪府大阪市中央区) 榎白上大神(大阪府大阪市生野区) 円珠庵(大阪府大阪市天王寺区) 中井神社(大阪府大阪市東住吉区) - 世に異変のあるときは必ず夜間にごう音がすると言い伝えられている。 元伊勢内宮皇大神社(京都府福知山市) 荒熊稲荷社(京都府京都市東山区) 武信稲荷神社(京都府京都市中京区) - 境内には平重盛が厳島神社から移植したと伝えられる榎の大木があり、樹齢850年以上の大樹として京都市天然記念物にも指定されている。幕末には神社の目の前に六角獄舎があり、多くの勤王志士捕らえられていた。後に坂本龍馬の妻となるおりょうは、安政の大獄で六角獄舎に捕らえられた父・楢崎将作の安否を見るべく龍馬と共に木に登って探っていたとされる。また、幕府に追われていた龍馬は、おりょうに京都にいることを示すべく木に「龍」と彫って伝言を書き残し、その伝言がもとで二人は再会できたという。龍馬とおりょうの仲を取り持ったとして「縁の木」といわれる。 境内の造り龍
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