伝承・逸話・評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 09:00 UTC 版)
西野第二町内会20周年記念誌に掲載された「古老の談」によると、西野神社は奥地だからという理由で、明治時代に一度神社を移転しようという話が出たことがあったものの、その時に西野神社の祭神から「移転はいやじゃ」という託宣が下されたため、移転の話は取り止めになったという話が伝わっている。 境内の、拝殿に向って左側の参道脇に、槐(えんじゅ)という名の、マメ科の落葉高木が1本生えている。神社ではこれを御神木として扱ってはいないが、「えんじゅ」というその発音が「縁就」や「延寿」に繋がるという語呂から、平成20年代前半頃から口コミなどで、撫でると縁結びや長寿に御利益がある木として知られるようになった。 平成23年(2011年)9月、芸能人の福山雅治が、コンサート出演のため札幌を訪れた際、個人的に西野神社を参拝し、当人がそのことをコンサート中に発言したため、以後、福山の足跡を辿って多数の福山ファンが西野神社を訪れるようになった。但し当人は、札幌滞在時に札幌市内の他の神社も複数参拝しており、そもそも、コンサートで地方を訪れるとその地の神社を参拝することを慣習としているため、西野神社だけを特別視して参拝したわけではない。そうであるにもかかわらず、福山ファンの口コミや、マスコミの報道等により、西野神社が「福山雅治がお参りした神社」の代表として広く知られるようになった。 平成26年(2014年)、北海道神宮(中央区)、さっぽろテレビ塔内のテレビ父さん神社(同)、滝野すずらん丘陵公園内のアシリベツの滝(南区)、複合商業施設ノルベサの観覧車ノリア(中央区)とともに、札幌観光協会が西野神社を「札幌観光協会のオススメパワースポット」に認定した。 西野神社が頒布する各種のお札やお守りなど授与品の種類は、少なくとも300種類以上はあり、その数の多さも全国有数として知られる。
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