幽霊怪人 ゴース星人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 01:20 UTC 版)
「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事における「幽霊怪人 ゴース星人」の解説
第48話「史上最大の侵略(前編)」、第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。 きわめて高度な文明を誇り、普通の方法では観測できない「幽霊惑星」ことゴース星から地球を侵略しに訪れた異星人。熊が岳の地下に基地を作り、パンドンを操る。ゴースバルーンで敵を包み込み、身動きを封じる。地球人の言語は理解しているが、話せるのは甲高い独特の言語だけであるため、地球防衛軍に降伏を要求する際には拉致したアマギの自我を乗っ取って翻訳機代わりに使う。地上では幽霊を思わせる半透明の状態で活動する。 地球人の海や空からの攻撃に対する守備は堅いものの地底からの攻撃に対する守備は脆いことを利用し、超強力な地底ミサイル150発で全世界の首都を破壊する人類抹殺計画「30億皆殺し作戦」の手始めにニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワなどへ壊滅的な被害を与え、地球防衛軍に降伏を要求する。 基地には円盤消火セクション、円盤基地、パンドンを改造するモンスター改造室、地底ミサイル格納庫などの施設があり、司令官、側近4人、部下たち多数が潜伏していたが、最終的にはウルトラ警備隊に発見されたうえ、自動操縦で送り込まれた時限爆弾搭載のマグマライザーに急襲されて破壊される。その結果、爆発直前にウルトラセブンによって救出されるアマギ以外の全員が死亡する。 スーツアクター:池島美樹 名前の由来は英語で幽霊を意味する「ghost」から。 第48話の決定稿脚本ではモロボシ・ダンが体育館でバスケットボールや鉄棒を行う様子をゴース星人の偵察隊が覗いており、これは地球侵略の障害となるセブンを監視している描写だったということで、完成作品ではアンヌに変更された。 劇中に登場したヒューマノイド形態以外にも池谷仙克による総統が巨大化した異形の姿のデザイン画が残されている。 着ぐるみは高山良策によって頭部のみが数体造られ、胴体は既存のタイツを使用している。 『戦え! マイティジャック』の第16話「来訪者を守りぬけ」に登場するモノロン星人のスーツは、ゴース星人の顔を赤く染め直したものである。このマスクは、『ウルトラファイト』第196話「怪獣死体置場」で円谷プロの着ぐるみ倉庫に置かれているのが確認できる。 地底ミサイルのミニチュアは、『サンダーバード』のジェットモグラのプラモデルを改造したものである。 地底ミサイルで各国の都市が破壊されるシーンは、1961年の映画『世界大戦争』からの流用。その後、『ウルトラマン80』に登場するバルタン星人(六代目)の地球破壊のイメージシーンとして流用された。
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