岡崎汽船の創業とは? わかりやすく解説

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岡崎汽船の創業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 09:26 UTC 版)

岡崎藤吉」の記事における「岡崎汽船の創業」の解説

明治27年1894年)、藤吉一念発起して海運業起こす事を決意する。ただ破産経験した藤吉には資金無かった事から、地元実業家など、これまでの知己頼り苦労の末に無担保資金確保する事に成功、その資金貨物船購入、更に事務所神戸開設して岡崎汽船創業した購入した本船内地北海道間に投入して海産物穀物等の輸送に当たらせた。船の運航については、かつて摂州興業株式会社経営者であった事から、凡その勝手は分かっており、更には同年勃発した日清戦争で、購入した船が御用船として軍に提供された事から、経営順調に走り出した。その後も、台湾ロシア航路にも航路開拓して顧客増やす事に成功するまた、明治37年1904年2月日露戦争勃発すると、すぐさま貨物船4隻を購入して創業時購入したとともに御用船として軍に提供した戦争通じて海運業界も軍需景気沸き立っており、この好機生かした事で岡崎財閥基盤が固まる事になる。 戦後は、船腹過剰により海運市況反落したが、むしろ不況の時こそ好機捉えた藤吉は、明治40年1907年)に政府補助金打ち切られ日本郵船手を引いた神戸北海道間西廻航路の一切引き受け、同航路運営為に岡崎汽船を含む関西海運会社三社による合弁会社立ち上げた。だが、一年ほどで他の二社が相次いで離脱した為、岡崎汽船単独での運航を、大正6年1917年)まで凡そ10年間に渡って維持したその間明治43年1910年3月岡崎汽船と西廻航事業全て継承する形で、新し岡崎汽船株式会社設立した。 また明治40年1907年5月関西海運会社社主(その多くが、藤吉同様に地方財閥形成する事となる)らを取締役迎え神戸海上運送火災保険株式会社(現あいおいニッセイ同和損害保険)を設立不況下においても瞬く間事業全国展開ていった

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岡崎汽船の創業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 05:37 UTC 版)

岡崎財閥」の記事における「岡崎汽船の創業」の解説

創業者岡崎藤吉は、明治10年代後半頃(1880年代前半20代後半)から幾つかの事業参画する中で、酒造家が東京問屋から代金回収するまでの間に資金融通する金融業失敗して破産就任していた役職全て退いていたが、1894年明治27年)、一念発起して海運業起こす決意をする。ただ破産経験した藤吉には資金がなかったため、地元実業家などこれまでの知己頼り苦労の末に無担保での資金確保成功、その資金で1,270総トン貨物船NINGBO号をイギリスから購入して大洋丸名付けた。さらに事務所神戸開設して岡崎汽船創業内地北海道間に購入した船舶投入して海産物穀物等の輸送に当たらせた。船の運航については、かつて地酒東京輸送する海運業経営者として参画した経験から知悉しており、さらに同年勃発した日清戦争大洋丸御用船として軍に提供され経営順調に走り出した。戦後は、政府の命もあって、日本の領土となった台湾航路大洋丸及び他社の船を傭船して配船し、郵便物等の定期輸送当たったその後も、1897年明治30年)から1902年明治35年)にかけて大洋丸をロシア・カムチャツカの漁期合わせて貸し出すなど巧み配船おこない、また船腹増やして確実に荷主増やしていった。

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