岡崎火力発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 21:10 UTC 版)
「中部電力 (1930-1937)」の記事における「岡崎火力発電所」の解説
岡崎電灯最初の火力発電所は岡崎火力発電所という。大戦景気期の需要急増に伴い岡崎市八帖町に設置されたもので、1916年9月着工、1918年(大正7年)10月に運転を開始した。さらに1922年(大正11年)5月に増設工事も完成し、出力が600kWから1,200kWに増強されている。 増設後の発電設備は、ハイネ (Heine Safety Boiler) 製ボイラー5缶、ウェスティングハウス製ユングストローム式蒸気タービン2台、同社製750kVA発電機2台にて構成される。燃料は石炭(塊炭)を用いる。 1926年度の段階では年間1,236時間の運転機会があったが、岡崎電灯時代末期の1929年時点では稼働実績がなくなっている。1937年(昭和12年)9月に廃止が許可された。なお岡崎電灯時代の1929年2月に、配電設備強化を目的として発電所に隣接する屋外変電所(八帖変電所)が新設されている。
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