小野田家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:34 UTC 版)
小野田詩弦(おのだ しずる)〈20〉 演 - 白石聖(幼少期:河井蘭)(第1話 - ) はんなりデリバリーのアルバイトをする京都中央大学の2年生。アパートでの一人暮らしを始める。引っ越しの作業が終わった日の翌朝、郵便受けに「女子高生が飛び降り自殺し死亡する」という内容の恐怖新聞が届く。その日のアルバイト中、恐怖新聞の記述通りの女子高生の飛び降り自殺に遭遇し、返り血をあびてしまう。さらにその数日後、「小野田蔵之介が死亡」という内容の恐怖新聞が届いて実家に急行する。一人暮らしの開始によってぎくしゃくしていた蔵之介に今日は出掛けてはいけないと念を押すが、蔵之介は神社に向かってしまう。恐慌状態で神社に駆け付け蔵之介と合流し、自動車事故を回避するも、帰り路で建設足場の鉄骨が落下して、蔵之介の胸部を貫通する事故に遭遇した。 小野田歌子(おのだ うたこ)〈47〉 演 - 黒木瞳(第1話 - 第4話、第6話) 詩弦の母。怒りを溜め込みやすい性格で、些細なことで怒りを覚え、その度にボールペンで紙を塗りつぶしまくり、ストレスの発散をしている。詩弦が生まれる前、蔵之介が神社で「歌子のおなかの中の子が生まれませんように。死にますように」と願掛けをしていたのを、安産を願っているものであったと現在も勘違いしている。ナースから蔵之介が最後に詩弦に何か言っていたと聞かされており、詩弦は一旦ははぐらかすが、結局事実を伝えるも詩弦が蔵之介に愛されていると信じていたが故、錯乱して「嘘!」と連呼し受け入れなかった。蔵之介の通夜のあと、徐々におかしくなってきており蔵之介の遺骨を食べてしまうという異常行動に出る。そして深い事情を知らないまま「詩弦がお父さんを殺したんだ!」と責め立てる。しかしその後、勇介に説教されたことで正気を取り戻す。それからは詩弦に協力的になり、恐怖新聞の話を聞いて真相を知り、謝罪し信じる。落ち込んで自虐的となっていた詩弦を「お父さんが、最後に言った言葉、あれ本心じゃないと思う」「お父さんへそ曲がりだから」と慰める。また、詩弦が一人暮らしを始めてから蔵之介が「詩弦元気か? ちゃんと飯食ってるか?」と毎日心配して言っていたとも伝える。 小野田蔵之介(おのだ くらのすけ) 演 - 横田栄司(第1話 - 第3話) 詩弦の父。喫茶店「君影草」の経営者。詩弦と確執がある。神社の帰りに車に轢かれそうになるが、詩弦の呼び掛けで一旦難を逃れる。その後詩弦にお守りを渡すが、その直後に落下した建設足場の鉄骨が胸に刺さり、病院に搬送される。手術室に運ばれる際中で詩弦に恨み言を言い遺し、手術の甲斐なく死亡する。昔は時代劇の役者になる夢を追いかけていたが、歌子曰く「役者の才能は無かった」「単に江戸時代が好きだったからっていう、しょうもない理由」「斬られて死ぬ場面はやたらリアルだった。きっと前世でろくな死に方してない」などという。詩弦には役者を辞めた理由は「時代が俺に追いついていなかった」と語っている。歌子が詩弦を妊娠していたときには、毎日神社に通い、「歌子のお腹の中の子が生まれませんように。死にますように」と願掛けをしていた。
※この「小野田家」の解説は、「恐怖新聞」の解説の一部です。
「小野田家」を含む「恐怖新聞」の記事については、「恐怖新聞」の概要を参照ください。
- 小野田家のページへのリンク