実物大ユニコーンガンダム立像
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「ユニコーンガンダム」の記事における「実物大ユニコーンガンダム立像」の解説
ユニコーンガンダム(1号機)を設定通りの全高19.7メートル(ユニコーンモード時)で建造した立像モデルで、正式名称は「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC (TOKYO WATER FRONT CITY) (The Life-Sized Unicorn Gundam Statue Ver. TWC)」。 以下の出典は別の出典がある場合を除き、ニュースリリースに基づく。 2017年9月24日より、東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」(江東区青海1丁目)の「フェスティバル広場」にて正式に展示が開始された。ユニコーンガンダムをデザインしたカトキハジメによる新規マーキングが、機体装甲に印字されている。立像なので自立歩行・飛行はできないが、劇中におけるユニコーンモードからデストロイモードへの変形を現実的なレベルで可能な限り再現している。ただし、日本の法律の規定により建築物の高さを可変とすることは不可能であるため、変形時に身長が変化する機構は意図的に省かれている。 建造・展示経緯 ダイバーシティのフェスティバル広場には、2012年から2017年までRX-78ガンダムの実物大立像(実物大ガンダム)が展示されていたが、一定の役目を果たしたとされて2017年3月5日をもって展示を終了した。そのクロージングセレモニー内で、同年秋より同地にて「実物大ユニコーンガンダム立像」を建造し、展示することが発表された。新規に立ち上げた「TOKYO ガンダム プロジェクト 2017」の一環として、臨海副都心エリアの活性化への貢献を建造の目的の1つとしている。 展示関連 2017年9月24日より、正式に展示が開始された。正式公開前夜の同年9月23日には、特別ゲストによるスペシャルセレモニーが行われた。ステージには『機動戦士ガンダムUC』で主人公のバナージ・リンクスを演じた内山昂輝、同作の音楽を担当した澤野弘之とTielle、ガンダムファンを公言するSUGIZOがスペシャルゲストとして登場したほか、福井書き下ろしのバナージの台詞に、内山がアテレコした声へと呼応するように、ユニコーンガンダムが起動された。全身を発光させるユニコーンガンダムを背景に、Tielleは『ガンダムUC』のテレビシリーズの主題歌「Into the Sky」と、実物大ユニコーンガンダム立像のテーマ曲となる書き下ろし楽曲「Cage」を歌ったほか、SUGIZOは「ビギニング」の独奏を行い、全員によるスペシャルメドレーの生演奏も行われた。正式展示開始以前にも、ガンプラ関連をメインとしたアミューズメント施設「ガンダムベース東京」 (THE GUNDAM BASE TOKYO) が同年8月19日にダイバーシティ東京にオープンした同時期より、建造中のユニコーンガンダムが建造エリア外から一般の通行者にも目視できるようになっていた。 正式展示開始後、RX-78実物大ガンダム展示中にも行われた立像やその後方の建物の壁面にプロジェクションマッピング映像を映写する「Wall G」のほか、各種イベント企画などを随時実施している。 実物大ユニコーンガンダム立像が登場する作品 『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』 2017年のショートアニメ。ユニコーンガンダム立像の正式展示合わせて、ガンダムベース東京を舞台にしたエピソードでは実物大ユニコーンガンダムがのユニコーンモード状態でカメオ出演している(ただし、バックパップ機構は実際の立像ではなく『ガンダムUC』のものに準拠)。 『パシフィック・リム: アップライジング』 2018年の映画。ビーム・マグナムとシールドを装備した実物大ユニコーンガンダムが、サイコフレームなどをすべて白色に変えたデストロイモードの状態でカメオ出演している。立像の後方の建物には、英語で書かれた「ANAHEIM ELECTRONICS」(アナハイム·エレクトロニクス)の表記も確認できる。 『ガンダムビルドダイバーズ』 2018年のテレビアニメ。ガンダムベース東京が作中における現実世界での舞台の1つとなっており、この実物大ユニコーンガンダムが登場している。また、回によってユニコーンモードの場合とデストロイモードの場合があった。『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』同様(現実の法律の規定により)実際の立像を再現不可能な一部の変形機構を再現しているほか、ビーム・マグナムとシールドを装備している。 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』 2020年/2022年のテレビアニメ。ダイバーシティ東京が作中における舞台の1つとなっており、この実物大ユニコーンガンダムが登場している。こちらの立像は実際の立像同様ビーム・マグナムとシールドを装備していない、デストロイモード・ユニコーンモード間の変形とサイコフレームの発光機構も実際の立像に準拠。
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