実物大のアニマトロニクス制作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:58 UTC 版)
「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」の記事における「実物大のアニマトロニクス制作」の解説
最初のステップとして、施設の設計マネージャーであるクレイ・グロイルがコスタリカスタイルと呼ばれるジャングルと、巨大な山をビジュアルモデルとして考えた。主役である恐竜は、「キングコング・エンカウンター(英語版)」のクリエイターであるボブ・ガーに、アニマトロニクスでできることについて話し合った。スピルバーグは、アトラクションに登場する恐竜を全て実物大にしたいと考えていた。しかし、当時の予算の制約では難しいこととなり、デジタルエフェクトで恐竜を製作しようという案も出されたが、最終的に映画の特殊メイククリエイターであるスタン・ウィンストンと共にアニマトロニクスで恐竜を製作することとなった。ユニバーサル・スタジオは、「コスト削減のみを理由にデジタルエフェクトに依存することはよくない。より良いアトラクションを製作するには、完全な等身大のアニマトロニクスを製作する必要がある。」と認識した。ユニバーサル・スタジオはサルコス産業にアニマトロニクスの作成を委託し、クリエイターは各恐竜の実物大の模型を作成し、リアルな皮膚の襞や皺まで再現しようと試みた。次に製作した模型を油性粘土とシリコンの層で覆い、スキンのための型を作成した。その後は、これらのスキンをロボットに取り付け、ペイントした。当初は、恐竜のアニマックスに加え、人間の演者を配置する予定もあったが、お蔵入りとなった。恐竜の音響効果は、映画から唸り声を抽出し、アクションに合わせて発声させた。
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