宗教局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 02:41 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動宗教局(しゅうきょうきょく)は、戦前期の内務省、のち文部省の内部部局の一つ。
概要
当初、宗教行政は内務省社寺局が所管していたが、1900年(明治33年)4月、神社局と宗教局に分離された[1]。第一・第二課が置かれ、神仏やその他宗教および僧侶や教師に関する業務を所管した[2]。
1913年(大正2年)6月13日、内務省宗教局は廃局となり、新たに文部省宗教局が設置された[2]。教派・宗派・協会・僧侶・教師その他宗教に関する事項、寺院・仏堂に関する事項、古社寺保存に関する事項を管掌した[3][4]。
1924年(大正13年)12月22日、第一課は宗務課、第二課は古社寺保存課に改称され[5]、1928年(昭和3年)12月1日、古社寺保存課は保存課に改められた[6]。宗教局は1942年(昭和17年)11月1日、改組され教化局となり、局内に総務課・宗教課・文化施設課が置かれた[7]。
歴代局長
- 内務省宗教局長
- 斯波淳六郎:1900年4月27日 - 1913年6月13日(廃局)
- 文部省宗教局長
- 柴田駒三郎:1913年6月13日 - 1921年3月5日
- 粟屋謙:1921年3月5日 - 1922年6月17日
- 武部欽一:1922年6月17日 - 1924年1月12日
- 下村寿一:1924年1月12日 - 1929年6月30日
- 西山政猪:1929年7月1日 - 1932年4月5日
- 下村寿一:1932年4月5日 - 1934年6月7日
- 菊沢季麿:1934年6月8日 - 1935年4月2日
- 高田休廣:1935年4月2日 - 1937年7月7日
- 松尾長造:1937年7月7日 - 1940年4月12日
- 阿原謙蔵:1940年4月13日 - 1942年10月30日(廃局)
脚注
- ^ 「御署名原本・明治三十三年・勅令第百六十三号・内務省官制中改正追加」 アジア歴史資料センター Ref.A03020457500 、明治33年4月26日。
- ^ a b 秦 1981, 738頁.
- ^ 「御署名原本・大正二年・勅令第百七十三号・文部省官制中改正」 アジア歴史資料センター Ref.A03020971300 、大正2年6月13日。
- ^ 『官報』第265号「彙報」大正2年6月18日。
- ^ 『官報』第3704号「彙報」大正13年12月25日。
- ^ 『官報』第581号「彙報」昭和3年12月4日。
- ^ 秦 1981, 747頁.
参考文献
- 秦郁彦 『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』 東京大学出版会、1981年。
- 秦郁彦 編 『日本官僚制総合事典 : 1868-2000』 東京大学出版会、2001年。ISBN 4130301217。
宗教局
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龍谷大学独自の組織として「宗教局」が設けられており、男声合唱団・宗教教育部・伝道部・仏教青年会・パイオニアクラブ・仏像研究会が所属している。宗教局がおこなう行事として4月に開催する「花まつり(灌仏会)」と10月中旬に開催する「顕真週間」がある。また2016年に第40回正力松太郎賞 (仏教)児童強化功労賞を受賞した。 浄土真宗の寺院出身者が多いが、入部については他の学友会団体同様龍谷大学生(学部生)であれば誰でも可能であり、寺院出身ではない学生も少なくない。 男声合唱団は仏教讃歌の普及と研鑽を目的としており、大学の卒業式や音楽法要で仏教讃歌を歌っている。合唱曲は勿論J-POPもレパートリーで、京都女子大学の女声合唱団とともに龍谷混声合唱団として活動することもある。 宗教教育部は近隣の寺院と連携して土・日曜学校(子ども会)の運営、研究を行っている。 伝道部は朝の法話、教学の勉強会、子ども会の運営、機関紙恒河(ガンジス)の発行、西本願寺境内での布教など広く浄土真宗の伝道教化について研究・実践している。 仏教青年会は1952年に創部。社会情勢などからの部員減少により2000年代に2度ほど断絶した。現在は再興され、部員が自由なテーマで研究発表・討議を行うサンガ(勉強会)や合宿、寺院拝観、上映会、かつてはバスツアーなど幅広く活動している。 パイオニアクラブは龍谷大学のボーイスカウトサークルである。西本願寺でのボランティア活動や京都近郊でのキャンプを実施している。現在は部員がいない。 仏像研究会は仏像に関する研究や仏寺見学をおこなっている。大学が発行する「宗教部報りゅうこく」に仏像紹介マンガの記事や独自の機関紙『るる仏』を執筆している。 また、宗教局は大学の機関である宗教部職員とも連携して学内外に建学の精神(浄土真宗)の普及(伝道)に努めている。
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