大阪市及びその周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 07:40 UTC 版)
「陸上交通事業調整法」の記事における「大阪市及びその周辺」の解説
1940年(昭和15年)に南海鉄道が阪和電気鉄道を合併。1941年(昭和16年)に大阪電気軌道が子会社の参宮急行電鉄を合併して関西急行鉄道が誕生し、1943年(昭和18年)に関西急行鉄道が大阪鉄道(現在の近鉄南大阪線)を合併した。1944年(昭和19年)5月に南海山手線(旧阪和電気鉄道)が国有化され(現在のJR西日本阪和線)、1944年(昭和19年)6月に南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道(近鉄)が発足した。終戦後、近鉄は1948年(昭和23年)6月に旧南海鉄道を分離し、高野山電気鉄道が譲受して南海電気鉄道が発足した。 1943年(昭和18年)10月には、阪神急行電鉄と京阪電気鉄道が合併して京阪神急行電鉄が発足した。戦後の1949年(昭和24年)12月に旧京阪の路線のうち淀川以南が京阪電気鉄道として再分離、京阪神急行に残留した新京阪線は阪急京都本線に改称した。その後1973年(昭和48年)、京阪神急行電鉄は阪急電鉄へ改称した。 阪神電気鉄道は独立を守ったが、阪神と京阪神急行の合弁企業であった阪神国道自動車(阪国バス)は、1945年(昭和20年)に阪神の完全子会社になった。 大阪市内では、大阪市が1940年(昭和15年)6月1日に大阪市電と競合する大阪乗合自動車(通称・青バス、大阪バス)を買収。次いで1944年(昭和19年)3月27日に大阪市電と接続していた阪堺電鉄(通称・新阪堺)を買収して、末端区間を廃止した上で大阪市電阪堺線とした。 調整地域内でも、水間鉄道や金剛自動車、宇治田原自動車(のちの京阪宇治交通を経て現在の京都京阪バス)、茨木バス(現在の近鉄バス)、日の出バス(現在の高槻市交通部)、西谷自動車(現在の阪急バス)など、中小会社は統合されることなくそのまま存続した。
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