大村店
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大村市の中心商店街の活性化を目指した地元商店街を挙げた誘致を受けて1983年(昭和58年)5月に完全子会社の大村浜屋として開業した百貨店で、大村市の本町アーケード商店街の一角のかつての長崎街道大村宿の本陣の近くにあり、店舗に隣接して専用駐車場を備えていた。 1989年(平成元年)度に売上高約41.99億円を上げたが、1995年(平成7年)4月に大村市の郊外に進出したジャスコ大村店(現:イオン大村店)の開業とその後の増床の影響で周辺の商店街と共に来店者と売上の減少に見舞われ、1996年(平成8年)2月に6階売場を縮小し、2003年(平成15年)3月にジャスコ大村店が増床すると今度は3-5階の売場を閉鎖とジャスコの進出・増床のたびに縮小し、最晩期は地下1階-地上2階のみで売場面積は開業時の約8,600m2半分以下の約3,970m2で営業してする形となった。 そのため、開業以来一度も黒字とならず、2000年(平成12年)には浜屋百貨店が大村浜屋を吸収合併して直営の支店として再建を進めたが、2012年(平成24年)2月期に売上高約9.48億円へ落ち込んで4300万円の赤字となり、今後も売り上げ増が見込めないとして2013年(平成25年)3月に閉店することになった。 地下1階以外はビルを賃貸していたため閉店後は退去し、近隣に贈答品や衣料品などを扱う小型店舗「大村サロン」を開設し、外商などの営業を引継いだ。 この撤退により、当店前に2014年(平成26年)完成予定で市民交流プラザの建設を進め、上駅通り地区再開発事業のマンションと商業棟との複合施設との間約400mの商店街を「2核1モール」として中心市街地活性化を目指していた大村市の構想は核となる店舗を失う形となった。 階最晩期のフロア概要RF閉鎖中 6F閉鎖中 5F閉鎖中 4F閉鎖中 3F催事場(閉鎖の場合あり) 2Fレディスファッション、レディスフォーマル、インナー 1F総合案内所、化粧品、アクセサリー、ハンドバッグ、婦人靴、旅行用品、レストラン B1F生鮮食品、一般食品、全国銘菓、土産品、酒、生活雑貨、ダイニング その後2019年4月1日にこの旧大村浜屋ビルの再利用計画として整備され「中心市街地複合ビル(愛称:プラットおおむら)」としてオープンしており、近隣にあった「西沢本店大村店」が1Fの一区画に移り、大村市社会福祉協議会、大村市商工会議所、大村市医師会、学校法人鎮西学院長崎ウエスレヤン大学大村サテライトキャンパス等がある。
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