多・摩とは? わかりやすく解説

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たま【多摩】


たま【多摩】

読み方:たま

神奈川県川崎市の区。生田緑地読売ランドなどがある。


多摩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 04:55 UTC 版)

多摩郡明治初期)

多摩(たま)とは、東京都を中心とした一部地域をあらわした名称。 時代変化や別表記など違いがある。

1878年までの時代において多摩郡を範囲とする。 現代で言う多摩地域(東京都のうち23区離島を除く)を中心とするが、それより若干広く、区部の一部(中野区全域・杉並区全域・世田谷区の一部)、神奈川県川崎市多摩区麻生区および相模原市の一部も含み、川崎市多摩区の区名にもその名が残っている[注釈 1]

表記

異字表記として府中市多磨町(旧北多摩郡多磨村)の多磨や、世田谷区玉川の「玉」がある。 多麻の表記も「多麻史談會1935年」などに見られる。

語源

和名類聚鈔』に「太婆」の注釈が記されていること、多摩川の上流部(現在は奥多摩湖で分断されている)に丹波山村水源とする丹波川(たばがわ)があることなどから、古くはタバであったとする説がある。また、『安閑紀』にある多氷が、多末の誤記で、多摩のことだともいう。これらの説は江戸時代の『新編武蔵風土記稿』で言及された[1]

タマ(あるいはタバ)自体の語源は明確となっていない。

  • 「タマ」とは「霊魂」のことで、つまり多摩川は「霊力をもつ川」「神聖なる川」である。武蔵国総社である大國魂神社の近くを流れ、のための聖水を提供していたことから名付けられたと言われる[2]水神が取り憑く神聖な川から来た説もある[2]。また、昔にこの地に定住していた部族が国魂神を信仰していたため、神聖な地として「霊の郡」(たまのこおり)、神聖な川として「霊の川」と呼ぶようになったという説もある[3]
  • 「タマ」とは「玉石・美しいもの・優れているもの」を指す言葉で、この川の流れが「玉のように美しくきれい」であることから、「玉川」と名付けられた[4]
  • 「タマ」とは「渟り」(たまり)から一部が脱落した言葉である。水の欠乏に悩んだ古代人は多摩川の大きさに驚いて、「溜まれる水」と賛嘆したことに由来する[4]
  • 「タマ」とは「田間」、つまり「水田が広がっている所」のことで、「埼玉郡」「児玉郡」と同源である。ただし、この説では「多摩郡」の名前が先で、そこを流れる川として「多摩川」の名前が出たと見られる[5]

など諸説がある。

多摩を冠する名称

地形

行政区画

地域名

施設

交通

その他

ナンバープレート

東京都多摩市稲城市武蔵野市三鷹市調布市府中市小金井市国分寺市国立市小平市西東京市東村山市東大和市立川市町田市昭島市狛江市東久留米市清瀬市武蔵村山市に所在する自動車ナンバープレートに、国土交通省運輸局記号として「多摩」と表記される。東京都国立市に所在する「関東運輸局東京運輸支局多摩自動車検査登録事務所」を示す。

脚注

注釈

  1. ^ なお多摩区には対岸の東京都調布市と同名の町丁布田)もあるが、この地域は元々同一地区だったものが多摩川の流路変更により分断されたものである。

出典

  1. ^ 新編武蔵風土記稿 多磨郡.
  2. ^ a b 『多摩川』1982.03. 第13号”. 東急財団. 2019年9月6日閲覧。
  3. ^ 福生市. “多摩川の由来を知って(平成31年2月1日号)”. 東京都福生市公式ホームページ. 2019年9月6日閲覧。
  4. ^ a b 『多摩川』1982.06. 第14号”. 東急財団. 2019年9月6日閲覧。
  5. ^ 『多摩川』1982.09. 第15号”. 東急財団. 2019年9月6日閲覧。

関連項目

参考文献

  • 『新編武蔵風土記稿』 巻ノ89多磨郡ノ1.総説、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763988/16 

多摩(たま)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:32 UTC 版)

ナシ」の記事における「多摩(たま)」の解説

祇園豊水掛け合わせて作られた、赤梨系の早生種。名前通り、「多摩川梨」の代表的な品種として神奈川県生産が盛んであり、生産量の8割以上を神奈川県産で占める。

※この「多摩(たま)」の解説は、「ナシ」の解説の一部です。
「多摩(たま)」を含む「ナシ」の記事については、「ナシ」の概要を参照ください。

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