夕張支線の廃止とは? わかりやすく解説

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夕張支線の廃止

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:38 UTC 版)

石勝線」の記事における「夕張支線の廃止」の解説

JR北海道社長島田修は、2016年平成28年7月29日開かれた記者会見にて、厳し経営状況北海道急速に進行する人口減少理由に、鉄道事業抜本的に見直すため、同年秋までに「JR単独では維持困難な線区」を公表し地元自治体との協議入りたい旨を正式に表明した。この会見の中で具体的な路線名こそ公表されなかったものの、輸送密度が低い石勝線夕張支線新夕張駅 - 夕張駅間)も対象になると考えられていた。 2016年8月8日夕張市市長鈴木直道JR北海道本社島田社長会談し、「交通網見直しへ協力」「地元求め応じた無償譲渡などJR所有施設有効活用」「JR社員の市への派遣」の3点条件に、夕張支線の廃止を自ら提案するとともに代替となる交通政策への協力要請した。この提案踏まえてJR北海道社内検討が行われた結果同年8月17日島田社長鈴木市長との会談前述3条件について全面協力することを約束し新夕張駅 - 夕張駅間鉄道事業廃止正式に申し入れた同年9月12日付で、JR北海道夕張市内の交通体系見直しなどに協力するためのプロジェクトチーム設置され課長級社員1名を夕張市派遣することが決定した。 なお、廃止時期について島田社長は「今後協議踏まえて別途提案する」としたが、鈴木市長会談後、「最短では2019年3月ダイヤ改正時に廃止になる」との見通し示した夕張市は、南清水沢地区都市機能集約し2019年秋までに児童館などを併設する拠点複合施設」を設置する方針示した。この施設にはバスなど交通拠点役割持たせる構想があり、完成次第夕張支線廃止される報道された。 2018年平成30年3月23日夕張市JR北海道夕張支線新夕張駅 - 夕張駅間)16.1 km鉄道事業廃止について鉄道事業廃止日2019年平成31年4月1日とすること JR北海道夕張市持続可能な交通体系再構築するための費用として7億5000万円拠出すること JR北海道夕張市南清水沢地区整備進めている拠点複合施設に必要となる用地一部譲渡すること で最終的な合意至った発表した同年3月26日JR北海道国土交通大臣夕張支線新夕張駅 - 夕張駅間)の鉄道事業廃止届を提出し2019年4月1日廃止された。夕張支線の廃止により、夕張市内の鉄道駅は、新夕張駅滝ノ上駅の2駅を残すのみとなった路線廃止後、すぐに踏切撤去始まり2019年令和元年8月にほぼ完了したまた、市道への落雪防止するため、同年12月に1ヶ所の橋梁一部撤去された。それ以外設備そのまま残され撤去予定線路跡地活用法未定である。

※この「夕張支線の廃止」の解説は、「石勝線」の解説の一部です。
「夕張支線の廃止」を含む「石勝線」の記事については、「石勝線」の概要を参照ください。

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