地理・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 03:33 UTC 版)
藤が谷女学院 江の島沿線の、長い坂を上った先にある。小中高一貫ミッション系の、いわゆるお嬢様学校。幼稚舎と短大もあるようだが描写が少なく不明点が多い。制服は伝統あるセーラー。 敷地は広く、図書館や礼拝堂、ティールームなどの施設がある。持ち上がり生がほとんどで、あきらや春花のような外部入学生は少ない。毎年6月に行われる演劇祭は一大イベント。 アニメでの最寄駅は藤が谷駅。『青い花公式読本』にて詳細な設定解説がある。女子高等学校として、1879年(明治12年)に設立された。もともと鎌倉市にあったが、関東大震災の津波で校舎が倒壊した後、現敷地に移転。昭和戦後となり中等部、初等部が追加された。アニメでは明確に「藤園」が描かれ、鎌倉の藤の花が強調演出される。 松岡女子高等学校 江の島沿線にある、偏差値の高いハイレベルな進学校。制服はブレザー。アニメでの最寄駅は藤が谷駅。 藤が谷駅 江ノ島電鉄線の鎌倉高校前駅と七里ヶ浜駅の間に設定された。かつて実在した旧藤ヶ谷駅とは異なる。駅のそばに松岡女子高等学校が、坂を上った先に藤が谷女学院がある。 アニメで新たに設定された駅である。ふみとあきらの通学路は、JR横須賀線で北鎌倉から鎌倉へ、乗り換えて江ノ島電鉄線で江ノ電鎌倉から藤が谷へ。漫画では学校の最寄駅が明示されておらず、アニメにて藤が谷駅が設定された。 青い花 多義語である。作中に青い花が出てこないのにタイトルが『青い花』となっている、という作風をしている。 作品タイトル。ノヴァーリスの未完の小説に由来する。原題は『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』という、主人公の名前 (de:Heinrich von Ofterdingen) であり、「青い花」は邦題。 ふみがあきらを「青い花」と喩えるシーンが、#7、1巻のラストにある。このフレーズは終盤でリフレインする。描かれるのは、大小二輪の花。 このときに描かれている青い花が、テレビアニメのオープニングで「クリスタルの花」として出ている。演出を手掛けた幾原邦彦によると、「この世には存在しない花、二人の心の中にある花」という、あえてCG・作り物としての表現であり、具体的な花の種とは異なるものだという。 具体的な草花にはしない、という方針。『青い花公式読本』の用語辞典でも、青や紫の花は数多くある、例:紫陽花、ラベンダー、スミレ、カンパニュラなど、と解説され、加えて特に勿忘草であると言われる(後述)。だがそれらもあくまで一例。他にもアニメではカラー表現ゆえ顕著で、藤が谷の藤も青紫の花である。また演劇祭で、各務先生が恭己に渡して感涙させたのが暖色系の花束で、対比的にふみが恭己に渡せなかったのは青い花束であった。 勿忘草(わすれなぐさ)。『青い花公式読本』の用語辞典でも、勿忘草のイメージと解説される。語源は、ドイツの伝承で、恋人のために花を摘もうとして川に落ちた騎士の遺言にちなみ(ワスレナグサ#文化#語源にまつわる伝説)、Vergissmeinnicht (de:Vergissmeinnicht) (独)→ forget-me-not(英)→わすれなぐさ(日)。花言葉は「真実の友情」「誠の愛」。そしてアニメの最終話は独自に完結している。先述のように、青い花は具体的な草花にしないという方針であるが、なお独自の答えを出したのがアニメ最終話である。2の花とフレーズを、アニメでは使わずに青い花とふみの心情を表現する。オープニングはふみとあきらの内面、本編はリアルという対比のため、オープニングと本編で青い花が異なる。
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