土地神と側近
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:05 UTC 版)
ウロ様(ウロさま) 声 - 茶風林 良守たちが住むあたり一帯の土地神。 良守の推測では生え抜き(神祐地で生まれた土地神)と思われる。常に間時守からもらった笠を被っている。普段は隣町の無色沼(むしきぬま)に住んでいるが、寝床の調子が悪くなると、結界師に修復を頼みに来る。かつては烏森も含めた一帯の主だったが、間時守に何度も懇願され烏森の地(本人曰く「真ん中」)を譲った。ウロ様が通った所にはコケが生え、食べたものが生えることもある。良守の家ではドーナツが、黒須の机には巨大イチゴが生えた。豆蔵(まめぞう) 声 - 斎藤志郎 ウロ様の付き人のような存在。普段はウロ様の髪の中にいる。 小さいがすごい力を持っており、崩壊中の異界をごく普通に活動でき、牙銀を「あの程度」というほど。頭にある芽を自在に操ることができ、斬られたりしてもすぐに再生出来る。 姫 黒芒楼を参照。 黒雲斎(こくうんさい) 最高位。烏森近辺で一番の霊山と言われる会羽山(あいばさん)の土地神で大天狗。 かなりの高齢であるが人間の女性にばかり興味を示しており、世継ぎを作れないでいる。人間に化けると、邪念が多すぎるためかハゲ親父になってしまう。気に入っていた女性はアメリカからの留学生・サンディー・ブラックマン(18歳)。しかし、彼女からはストーカーと思われていた。そしてそのことにショックを受け、見た目をよくすればいいと紫堂に言いくるめられて、山籠もりをし飛丸が誕生した。 飛丸(とびまる) 黒雲斎の跡継ぎ。容姿は人間の子供のようで、鼻も長くない。 黒雲斎の山籠もり中に時音が訪れてしまったせいで黒雲斎同様女好きになってしまう。良守達が山から帰るときのおみやげにいたずらをしたせいで、時音と閃は一時的に胸が巨乳になった。紫堂(しどう) 黒雲斎の家臣の烏天狗。良守に黒雲斎を山に縛り付けて欲しいと頼みにやってきた。気苦労が絶えない妖。 人間に化けるとかなりの男前である。黒雲斎の山籠もりの最中に仲間の烏天狗とともに跡継ぎをまともな人格にしようとしたが、時音という女が来たことで、失敗した。 名前の由来は「指導(しどう)役」から。 灰沢(はいざわ)&灰川(はいかわ) 烏天狗。良守が他の神佑地のことを調べるために会羽山に行こうと烏に頼み、良守の前に現れた烏天狗。 2羽の見分けは付かない。会羽山には、灰沢が良守を、灰川が時音を連れて行くはずだったが、閃が時音に摑まったまま放さなかったため、灰川は2人を連れて行く羽目になり、会羽山に着いたとき、灰川は力尽きた。 水龍 最高位。仮称。烏森からはかなり遠いところにある湖の主。 守美子によって烏森に乱暴に連れてこられた。烏森に居た影響で前より妖力の力も質も上がっている模様。 淡幽(たんゆう) 二つのビルにある神社の内の異界の主。 幻術が使えるが、ものすごく臆病。普段は長い髪で中性的な容姿の人の姿だが本来は鷺の妖。 無道、良守に異界を傷つけられ一度は異界を閉じるが無事元に戻ったようである。その際、無理に二つに分かれて不安定だった異界が正守の手でひとつとなり、その異界は安定した。 ヤギ(仮称) 裏会の仕事により守美子に殺された土地神。 ヤギの白骨の頭のついた黒い獣。理由は不明だが暴れてしまい守美子により殺される。裏会の目的は静める事であった。殺された理由は不明であるが、腹の中の子供(世継ぎ?)が守美子に殺してほしいと頼んだらしく、結果としてその子供が新しい主になった。 大熊(仮称) ある森の主。 扇五郎の手で気絶させられ、行正達の前に落とされる。行正達が殺したように見せかけられるはずだったが突如現れた大ナマズに殺された。 大ナマズ(仮称) 土地神クラスだが所在地は不明。三つの大きな目を持ち、ナマズとチョウチンアンコウを合わせたような外見。 大熊と交戦中の行正達の前に現れ、大熊を殺した。扇五郎の手で、行正が殺したように見えるようにじわじわと傷つけられながら殺された。本来あり得ないはずだが自分のいた神佑地を消されたため他の神佑地を荒らしに来た。 緋田郷の主 生え抜き。唐傘をさしたお地蔵様のような姿をしている。 地面に赤い正方形の陣地をいくつも出し、その赤い陣地には異物を沈める効果がある。また、上空に出現させた巨大な傘と自分の口から血の雨を放射することが出来、それに触れた物に重さを加えることが出来る。 烏森に程近い緋田郷(ひだごう)という神佑地の主だったようだが神佑地狩りの犯人によって自分の土地を消されたために烏森にやってきた。自身の能力で烏森で暴れ回り、校舎を沈ませようとし、さらには良守と閃を沈めようとしたが、沈みかけていた時音に三重結界で滅された。 残ってしまった唐傘は良守によって緋田郷のかつての住処に添えられた。 大首山の主 一つ目の巨人のような姿をしている。 何者かの神佑地狩りによって自分のいた神佑地を破壊されたため暴れていたがなんとか沈められた。 狒々(仮称) 竜姫が訪ねた土地神。イメージ的に特にマンドリルを大型化したような姿。 竜姫に覇久魔の地の主について教えた。 繭香(まゆか) 扇本家の家の近くの裏山にある嵐座木神社の「魍魎桜(もうりょうざくら)」にいる。 和服姿で人間の女性に近い姿をしており、扇二蔵の若い頃も知っており、歴代の扇家の後継者の中で七郎を最もお気に入りの模様。間時守によれば昔から優男好みらしい。昔は気性の荒い土地神だったらしく、気まぐれに嵐を呼び込んでは地域一帯を荒らしていた。 まほらを嵐座木神社に移す目的で、七郎により殺害された。 まほら様(まほらさま) 裏会総本部のある最上級の神祐地・覇久魔の地の主。 蓑をまとった少女の姿(一見すると蓑虫のよう)をしている。元々は覇久魔にある木の中にいた様子。"眺める者"の説得によって繭香殺害後の嵐座木神社の新たな主となった。
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