図書館の充実と発展とは? わかりやすく解説

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図書館の充実と発展(1951-1967)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/20 14:48 UTC 版)

三重県立図書館」の記事における「図書館の充実と発展(1951-1967)」の解説

設備整った県立図書館次に衝突した壁は、図書館法定める最低基準であった利用実績こそ好調であったものの、床面積は最低基準より85坪(≒281m2)不足し41万円図書費は三重県立津高等学校図書購入費用61万円)すら下回る有様で、1951年昭和26年12月県議会議員から指摘を受けるに至った。これを受けた県は図書館予算増額進め1952年昭和27年)度に472万円だったものが1954年昭和29年)度には725万円まで伸びたが、他の都道府県立図書館比較すると最低水準であることに変わりはなかった。 一方サービス面では1951年昭和26年11月出納式から開架式切り替え1952年昭和27年)より日本十進分類法3版から6版への移行蔵書目録作成貸出文庫充実実行し1955年昭和30年1月19日から移動図書館「ともしび号」運行開始し県内各地設けた43ステーション巡回したステーション1965年昭和40年)には94か所まで増加し同年度の利用者45,500人に及んだ移動図書館県内各地読書グループ結成される契機ともなり1965年昭和40年)の記録によると113団体5,627人が三重県内で活動行っていた。県立図書館でも読書グループ利用応えるため、同じ本を10セットにした読書会用のテキスト準備し1959年昭和34年)からは読書グループ求めに応じて図書館職員出張して指導を行うサービス開始した。更に1960年昭和35年11月には県内読書グループ交歓会発足し、そこから派生して1963年昭和38年)の『図書館だより』創刊1964年昭和39年)の読書会機関誌『つどい』の創刊へとつながった。 また1958年昭和33年3月には移動図書館連動する配本所県内7か所に設け1959年昭和34年5月から1年間ラジオ三重東海ラジオ放送前身企業の1社)で県立図書館新刊案内放送した同年伊勢湾台風発生した年でもあったため、被災者のために「慰問文庫」を臨時開設した1960年昭和35年)度の蔵書数51,866冊、閲覧者数は58,268人で、1965年昭和40年)度の蔵書数78,110冊、閲覧者数は76,904人で両年度とも蔵書数は神宮文庫に次ぐ県内第2位閲覧者数は県内首位であった。しかし、1960年昭和35年時点で、三重県立図書館都道府県立図書館の中で蔵書数最下位であり、職員数都道府県立図書館全国平均半分16人しかおらず、依然として全国の最低水準脱することはできていなかった。また建物図書館として構造不適格かつ老朽化していることも問題視された。

※この「図書館の充実と発展(1951-1967)」の解説は、「三重県立図書館」の解説の一部です。
「図書館の充実と発展(1951-1967)」を含む「三重県立図書館」の記事については、「三重県立図書館」の概要を参照ください。

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