図書館における貸出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 03:13 UTC 版)
貸出(かしだし)は図書館用語で、所蔵の図書、資料などを利用者が一定期間外に持ち出すことを許可するもの。 開架式図書館においては、「貸出」は、通常、図書館外へ持ち出すことを意味し、館内の閲覧は意味しない。ただし、パソコンなどの機器類については館内への貸し出しもある。閉架式図書館においては、書庫から取り出して閲覧室に図書などをもっていく場合を「館内貸出」、図書館外へ持ち出すことを「館外貸出」として区別することがある。 貸し出しの手続きは通常、図書館内の一定の場所(貸し出し窓口、デスク)で行われる。 手続きは、図書館側が貸し出す資料と貸し出す相手である利用者の名前、貸し出し日などを控え、利用者に返却日時などを伝える、という形をとることが多い。この際、利用者は、図書館の利用カードなどを提示する。 貸出冊数と期間には制限があることがほとんどで、たいていの図書館では一人2、3週間で8冊から10冊程度で定められている。一方で、期間内であれば貸出冊数は無制限という図書館もある。 利用者が他の図書館の本を借りるための「図書館間貸し出し」(図書館間相互貸借)という制度もある。 貸し出しの対象外の図書には禁帯出のラベルを貼って区別することがよく行われる。 なお、貸出方式にはニューアーク式、ブラウン式、逆ブラウン式、回数券式、一括ブラウン式、フォトチャージング式、リーダーズ・トークン式、ライブラリー・トークン式、コンピューター方式などがある。
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