図書館にとっての意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:51 UTC 版)
「レファレンス協同データベース」の記事における「図書館にとっての意義」の解説
日本でレファレンスサービスが始まった段階から、レファレンスの質問は繰り返される傾向にあることが指摘されていたが、過去の事例が参照されることは少なく、レファレンス記録の作成は非効率的だという声が上がっていた。しかし、レファレンス協同データベースの登場により、同データベースに収録された事例がレファレンス情報源として参照できるようになった。他にも、図書館員のための研修教材、図書館のPR素材として利用されている。 専門図書館にとっては、専門的なレファレンス事例をインターネットで共有することで、埋もれた資料の価値の再発見が促すことができると指摘されている。また、依田紀久は「薬学図書館があたりまえと思っている情報は、実は公共図書館にとってはあまり知られていないことも多いのではないだろうか」と述べ、その分野の基礎知識が把握できるようなレファレンス事例の共有を専門図書館に呼びかけている。
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