同志社の人々
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徳富蘇峰(とくとみ そほう) (徳富猪一郎 → 徳富蘇峰) 演:中村蒼 熊本バンドの一員。本名は猪一郎(いいちろう)。 転校した当初は、八重のことを鵺と呼び避けていたが、新聞記者になりたいと打ち明けたことにより八重と心を開く。不登校事件の後、新聞記者を目指すため同志社を退学した。東京で民友社を設立し、雑誌『国民之友』などを発刊しジャーナリストとして活躍。しかし、次第に愛国心から強硬な主戦論を唱えるようになっていく。 伊勢時雄(いせ ときお) 演:黄川田将也 熊本バンドの一員。 他の熊本バンドの面々に遅れて同志社に転校してきた。みねとは相思相愛の仲となり、後に結婚。卒業後は伝道師となり今治に赴任する。その後、同志社の教師として京都に戻るが、長男・平馬を授かった後、みねを失ってしまう。 杉田勇次郎(すぎた ゆうじろう) 演:礼保 元デイヴィスの従者。卒業を前に医者を目指したいという理由で同志社を退学する。 金森通倫(かなもり みちとも) 演:柄本時生 熊本バンドの一員。 郷里で迫害されている仲間たちを救うため、瀕死の状態で山本家にたどり着き、他の熊本バンドの面々の受け入れを求める。同志社卒業後は岡山で伝道師となる。 市原盛宏(いちはら もりひろ) 演:永岡佑 熊本バンドの一員。 転校した当初は、襄の方針に反発していたが、徐々に打ち解ける。卒業後は同志社の教師として残る。 小崎弘道(こざき ひろみち) 演:古川雄輝 熊本バンドの一員。 転校した当初は、襄の方針に反発していたが、徐々に打ち解ける。卒業後は上京して伝道師となる。後に襄の資金提供に同行するが、襄の死後、臨時総長となった覚馬から総長の職を譲り受ける。 海老名喜三郎(えびな きさぶろう) 演:阿部亮平 熊本バンドの一員。 転校した当初は、襄の方針に反発していたが、徐々に打ち解ける。卒業後は安中で伝道師となる。後に伊勢みや子と結婚する。 湯浅初子(ゆあさ はつこ) (徳富初子 → 湯浅初子) 演:荒井萌 猪一郎・健次郎の姉。 海老名みや子(えびな みやこ) (伊勢みや子 → 海老名みや子) 演:坂田梨香子 時雄の妹。 女学校のやり方に不満を抱いていたが、無事卒業を果たし、伝道師となった喜三郎の妻になる。 徳冨蘆花(とくとみ ろか) (徳富健次郎 → 徳冨蘆花) 演:太賀 徳富猪一郎、初子の弟。本名・健次郎(けんじろう)。 小説家を志し、「小説で人間の真実を描く」ことを目標にしている。優秀な兄と比較されてきた自分を目立たない蘆の花に例え、「蘆花」を筆名とする。 時栄の事件で心を閉ざした久栄と恋に落ち、駆け落ち同然で東京に向かおうとしたが、久栄を支える自信が持てずに一人で出奔する。東京では兄の民友社に籍を置くが、国家主義者へと変貌していく兄を「時勢に流されているだけ」と冷笑しつつ、小説家を目指して書き続ける。 小松リツ(こまつ りつ) 演:大後寿々花 同志社女学校の生徒。旧薩摩藩士の娘。 「父親は戊辰の戦で会津の女鉄砲撃ちに殺された」と聞かされたため、八重を憎んでいた。結核を患っており、仇である八重に看病されたことで和解し、病気を治して戻ることを約束して帰郷するが、結局戻ってこなかった。 青木栄二郎(あおき えいじろう) 演:永瀬匡 広沢安任の縁戚。 広沢の紹介で山本家の書生となるが、時栄に好意を寄せるようになる。大阪の学校に移されたが、時栄への想いを断ち切れず山本家へ押しかけたため騒動となり、青森へ追い返される。 高松仙(たかまつ せん) 演:今村美乃 同志社女学校の教師。
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