同属楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 06:10 UTC 版)
オーボエ属の楽器としては、 オーボエ・ミュゼット オーボエ・ダモーレ コーラングレ(イングリッシュホルン) バリトンオーボエ(バスオーボエ) ヘッケルフォーン などがある。 ファゴット属のファゴットやコントラファゴットもダブルリード式の楽器であり、同じ発音原理を持つ。オーボエ用のリードとファゴット用のリードでは大きさが違うだけで、音響学的にみて非常に近い楽器である。オーケストラで使われることはめったにないが、チャルメラや篳篥も複簧管楽器(ダブルリード式の楽器)である。
※この「同属楽器」の解説は、「オーボエ」の解説の一部です。
「同属楽器」を含む「オーボエ」の記事については、「オーボエ」の概要を参照ください。
同属楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 06:44 UTC 版)
フルート属には次表のようなものがある。これらのうち、コンサート・フルートとフラウト・トラヴェルソは実音楽器であるが、その他の派生楽器は、慣例的に記譜上の音域および運指がコンサート・フルートとおおむね合致するよう移調楽器として扱い、ト音記号を用いて記譜される。 和名記音に対する実音備考ピッコロ 1オクターヴ上 足部管を欠いているため、最低音は古来のフルートと同様にニ音(D5)である。稀にDes管もある。 G管 トレブルフルート 完全5度上 F管 ソプラノフルート 完全4度上 古楽器フラウト・トラヴェルソやリコーダー、和楽器篠笛に似た音で、特殊な効果を狙う場合に使用される。 Es管 ソプラノフルート(3度管フルート) 短3度上 フラウト・トラヴェルソ 同度 足部管を欠いているため、最低音は古来のフルート通りD4である。 フルート(コンサート・フルート)(グランド・フルート) 同度 H足部管を使用すると、最低音がC4からB3へと拡張される。 フルート・ダモーレ 長2度・短3度下 ごく稀に長3度下のAs管もある。 アルトフルート 完全4度下 頭部管がU字型になった曲管もある。近代以降の管弦楽曲や、ジャズで使われる機会が比較的多い。フルートオーケストラでは、しばしば対旋律を受け持ち、管弦楽のヴィオラのような役目を果たす。 バスフルート 1オクターヴ下 頭部管がU字状に曲げられている。戦後の現代音楽では比較的よく使われた。独奏曲や室内楽曲に多い。 コントラアルトフルート 1オクターヴ+完全4度下 F管 バスフルート 1オクターヴ+完全5度下 コントラバスフルート 2オクターヴ下 数字の「4」のような形をしており、キーは縦の部分に、リッププレートは横の部分に付いており、大きさは人の身長ほどもある。 G管 サブコントラバスフルート 2オクターヴ+完全4度下 F管 サブコントラバスフルート 2オクターヴ+完全5度下 C管 サブコントラバスフルート(ダブルコントラバスフルート) 3オクターヴ下 古田土フルート工房により1993年に作成された。ほかにホーヘンホイス社の製品(PVC使用)がある。 ハイパーバスフルート 4オクターヴ下 フランチェスコ・ロメイによって2001年に作成された。管長12.3m、最低音16.35 Hzである。6つの音とその倍音のみが出せる。その後ホーヘンホイスも作成している。
※この「同属楽器」の解説は、「フルート」の解説の一部です。
「同属楽器」を含む「フルート」の記事については、「フルート」の概要を参照ください。
同属楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:23 UTC 版)
より高い音や低い音を求めて同属楽器が作られている。主なものは次の通りで、いずれも原則的に同じ運指を用いることができる。 ハ調のソプラノ・クラリネットを除いて、通常は移調楽器として取り扱われ、ト音記号で記譜される。しかし、バス・クラリネット以下の低音楽器はヘ音記号で記譜されることもある。 呼称管調記音に対する実音備考和名各言語名独英日ソプラニーノ・クラリネット(ピッコロ・クラリネット)(小クラリネット) 伊:clarinetto piccolo独:kleine Klarinette (Piccoloklarinette)仏:petite clarinette (clarinette sopranino)英:sopranino clarinet (piccolo clarinet) As A♭ 変イ ↑ 短6度 小編成のバンドなどで使われる。 G G ト ↑ 完全5度 シュランメル音楽で使われる。 F F ヘ ↑ 完全5度 メンデルスゾーンの吹奏楽のための序曲作品24で使用されている。 Es E♭ 変ホ ↑ 短3度 俗にエスクラと呼ばれる。特に近代以降の大編成の管弦楽曲で多用される。 D D ニ ↑ 長2度 モルターの協奏曲、リヒャルト・シュトラウスのティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯、レスピーギのローマの祭などで活躍する。 ソプラノ・クラリネット(クラリネット) 伊:clarinetto (clarinetto soprano)独:Klarinette (Sopranoklarinette)仏:clarinette (clarinette soprano)英:clarinet (soprano clarinet) C C ハ = 同度 B♭管で代用されてきたが、良い音色の楽器が開発され、よく使われるようになっている。 B B♭ 変ロ ↓ 長2度 最も標準的なクラリネット。 A A イ ↓ 短3度 管弦楽では標準的。吹奏楽ではほとんど使われない。 G G ト ↓ 完全4度 トルコの民族音楽で使われる。 バセット・クラリネット 伊:clarinetto di bassetto独:Bassettklarinette仏:clarinette de basset英:basset clarinet B B♭ 変ロ ↓ 長2度 低音域をバセット・ホルン相当の記音Cまで拡張したもの。モーツァルトは好んでこの楽器のために楽曲を書いた。 A A イ ↓ 短3度 バセット・ホルン 伊:corno di bassetto独:Bassetthorn仏:cor de basset英:basset horn G G ト ↓ 完全4度 構造が普通のクラリネットとは若干異なり、低音域が広い。 F F ヘ ↓ 完全5度 低音域を更に拡張したもの。かつてはFアルトで代用されてきた。 アルト・クラリネット 伊:clarinetto contralto独:Altklarinette仏:clarinette alto英:alto clarinet F F ヘ ↓ 完全5度 バセットホルンの代用として使われる。 Es E♭ 変ホ ↓ 長6度 吹奏楽等でヴィオラ音域を担当する。 バス・クラリネット 伊:clarinetto basso (clarone)独:Bassklarinette仏:clarinette basse英:bass clarinet B B♭ 変ロ ↓ 長2度(仏式) 大編成の管弦楽や吹奏楽で低音域を担う。ファゴットには苦手な弱音や、敏速な動きも可能。 1オクターヴ+長2度(独式) A A イ ↓ 短3度(仏式) ワーグナー、ドヴォルザーク、ラベル、エルガーなどに用例がある。 1オクターヴ+短3度(独式) コントラアルト・クラリネット 伊:clarinetto contra-alto独:Kontra-altklarinette仏:clarinette contralto英:contra-alto clarinet Es E♭ 変ホ ↓ 長6度(仏式) 吹奏楽・クラリネットアンサンブル等で使われ、重厚な響きを加える。 1オクターヴ+長6度(独式) コントラバス・クラリネット 伊:clarinetto contrabbasso独:Kontrabass-klarinette仏:clarinette contrebasse英:contrabass clarinet B B♭ 変ロ ↓ 1オクターヴ+長2度(仏式) 同上。 2オクターヴ+長2度(独式) オクトコントラアルト・クラリネット 伊:独:仏:英:octocontra-alto clarinet Es E♭ 変ホ ↓ 1オクターヴ+長6度(仏式) 2オクターヴ+長6度(独式) オクトコントラバス・クラリネット 伊:独:仏:英:octocontrabass clarinet B B♭ 変ロ ↓ 2オクターヴ+長2度(仏式) 3オクターヴ+長2度(独式)
※この「同属楽器」の解説は、「クラリネット」の解説の一部です。
「同属楽器」を含む「クラリネット」の記事については、「クラリネット」の概要を参照ください。
- 同属楽器のページへのリンク