各版の詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 10:13 UTC 版)
版出版年名称分量編集長編集顧問編集委員・項目選定委員執筆者数その他1931年版1931 - 1935 大百科事典 全28巻(本巻26巻・索引1巻・補遺1巻) 木村久一 平凡社初の大百科事典。A型が特レザー・クロス装、B型が背革角革天金装だった。 1936年版1936 -1940 大百科事典 全29巻(本巻26巻・索引1巻・補遺1巻・新補1巻) 1931年版の改訂版。口絵が減らされた廉価新装版でもある。 1943年版1936 - 新輯版大百科事典 7巻にて刊行中止(本巻7巻) 1936年版の戦時改訂版。製本屋の被災によって第8巻以降の刊行が継続不能となる。戦時検閲下のため収録内容に偏りがあり、そのため平凡社は戦後に新輯版を読者から買い戻した。 1947年版1947 - 大百科事典 全29巻(本巻26巻・索引1巻・補遺1巻・新補1巻) 1931年版の改訂復刊版。戦後の紙不足により、輸送段階で水没した質の悪い紙を使わざるを得なかった。戦前版と比べ、一部の項目がGHQの検閲により削除されている。1950年までに追加の新補3巻を刊行。 1951年版1951 - 大百科事典 全16巻(本巻13巻・索引1巻・補遺1巻・新補1巻) 1931年版の縮刷版(A5判)。 1955年版1955 - 1960 世界大百科事典 全32巻(本巻31巻・索引1巻) 林達夫 96名 新たに編纂され世界大百科事典として書名変更を行う。世界史的視野を盛り込み、中でもアジアに関する記述が大幅に増補されている。装丁は豪華本と特製、上製の3種類あり、上製は1964年版の装丁と似ている。1963年に補遺1巻も刊行された。 1964年版1964 - 1968 世界大百科事典 全26巻(本巻23巻・索引1巻・地図帳2巻) 林達夫 背表紙に縦線が描かれた藍色装丁。1955年版の改訂新版。 1972年版1972 - 世界大百科事典 全35巻(本巻32巻・索引補遺1巻・地図帳2巻か地図帳1巻+世界大百科年鑑1巻) 林達夫 30名 94名 装本:原弘、背表紙に波線と太陽が描かれた黒色装丁。1964年版の改訂新装版。判型を四六倍判からA4判に変更。 1975年版1975 - 世界大百科事典 全35巻(本巻32巻・索引補遺1巻・地図帳1巻・世界大百科年鑑1巻) カスタム版、緑色の簡素な装丁。1972年版のペーパーバック装丁版。 1981年版1981 - 世界大百科事典 全36巻(本巻32巻・索引補遺1巻・現代巻1巻・地図帳1巻・世界大百科年鑑1巻) えんじ色装丁とオリーブ色装丁の2種類がある。1972年版の新装版。 1984年版1984 - 大百科事典 全16巻(本巻15巻・索引1巻) 加藤周一 17名 500余名 7,000名 造本・デザイン:杉浦康平(協力:谷村彰彦)、黄色の装丁。口絵カラーページを無くした四六倍版として刊行された。平和と民主主義、人権の擁護を基本的な立場として編纂された。後に地図帳2巻も刊行されている。時期的に1981年版世界大百科事典と併売された。 1988年版1988 - 世界大百科事典 全35巻(本巻30巻・索引1巻・地図帳2巻・百科便覧1巻・百科年鑑1巻かアルマナック1巻) 加藤周一 17名 514名 6,719名 造本・デザイン:杉浦康平(協力:谷村彰彦)、濃い茶色の装丁。1984年版大百科事典を世界大百科事典に書名変更し増補改訂。 2006年版2006 - 世界大百科事典 改訂版 全35巻(本巻30巻・索引1巻・地図帳2巻・百科便覧1巻・アルマナック1巻) 加藤周一 17名 7,000名 1988年版の改訂版。時期的に1年しか販売されなかったため、流通部数は少ない。 2007年版2007 - 改訂新版 世界大百科事典 全34巻(本巻30巻・索引1巻・地図帳2巻・百科便覧1巻) 加藤周一 17名 7,000名 総項目数 約9万、索引項目数 約42万、図版 カラー約8,500点、モノクロ約1万点1988年初版以来20年ぶりの大規模改訂版。装丁は1988年版と同一。
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