この項目では、競泳選手について記述しています。テレビ番組の制作者の同名の人物については「古賀淳也 (ディレクター) 」をご覧ください。
古賀 淳也 (こが じゅんや、1987年 7月19日 - )は、日本 の競泳 選手。泳法は背泳ぎ 、自由形 。元第一三共 所属。血液型はB型。2009年世界水泳選手権 男子100m背泳ぎの金メダリスト。パンパシフィック水泳選手権での50m背泳ぎ金メダリスト。2016年リオデジャネイロオリンピック 競泳競技日本代表。
人物
4人兄弟の次男。父は競走、兄はラグビー、弟は陸上、妹はソフトボールとスポーツ一家。5歳から埼玉イトマンスイミングスクール熊谷(現:埼玉スウィンスイミングスクール 熊谷)で水泳を始める。小学生の時は地域のソフトボールチームにも所属し6年生の時には熊谷選抜チームに選ばれたこともあった。
2008年 北京五輪 の出場を逃したことでモチベーションが低下し茶髪にピアスなど横道にそれた。しかし、そのことに幻滅した白石宏 トレーナーから「明日から、もう来なくていい」と言われたことがきっかけで改心。12月より空手を習い始め精神集中に取り組んだ。「礼に始まり礼に終わる」という精神を競泳の練習でも取り入れ、これまで以上に競泳を取り組む気持ちが変わった[ 1] 。
2009年 7月世界水泳選手権100m背泳ぎ優勝し50m背泳ぎでも2位。スタートの反応の速さは世界トップレベルでこの大会で50m・100mともに0.50の最速のリアクションタイムを記録した。
リオ五輪選考会では専門種目の100m背泳ぎで3位となり五輪出場を逃したが、100m自由形で4位に入り400mリレーのメンバーとして五輪出場切符を得た[ 2] 。
2019年3月31日 所属先の第一三共を退社
2019年8月2日 スポーツ仲裁裁判所(CAS) は禁止物質の検出は意図的あるいは重大な過失によるものではないとし、資格停止処分を4年間から2年間に短縮すると発表[ 3] [ 4] 。
2019年8月3日 代理人弁護士を通じ現役続行を表明[ 5] 。同月5日、自身のツイッター にて経緯の説明と現役続行の決意表明を行った[ 6] 。
主な活動
放送
出版
ウェブ
主な戦績
国内大会
2003年8月18日 全国高等学校総合体育大会 100m背泳ぎ4位
2004年8月18日 全国高等学校総合体育大会 100m背泳ぎ優勝
2005年8月18日 全国高等学校総合体育大会 100m背泳ぎ優勝
2006年4月21日 日本選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ2位
2006年9月3日 日本学生選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ5位
2007年3月3日-4日 日本短水路選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ2位・100m背泳ぎ5位
2007年4月6日-7日 日本選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎB決勝1位
2007年9月9日 日本学生選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ優勝
2008年2月23日-24日 日本短水路選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ2位・100m背泳ぎ4位
2008年4月16日 日本選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ4位
2008年9月7日 日本学生選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ2位
2009年2月21日-22日 日本短水路選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ4位
2009年4月17日-18日 日本選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ優勝
2009年9月6日 日本学生選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ2位
2010年2月27日-28日 日本短水路選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ優勝
2010年4月15日-18日 日本選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ優勝 ・50m背泳ぎ優勝 (早稲田大学水泳部OB会「稲泳会」所属として出場)
2010年6月4日-6日 ジャパンオープン (50m) 100m背泳ぎ優勝 ・50m背泳ぎ優勝
2011年2月26日-27日 日本選手権水泳競技大会競泳競技(25m) 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ優勝
2011年4月9日-11日 競泳国際大会代表選手選考会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2012年2月11日-12日 日本選手権(25m)水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎB決勝1位
2012年4月4日 ロンドン五輪代表選考会兼日本選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ2位(派遣標準記録に0秒05届かず五輪出場を逃す)
2013年2月23日-24日 日本選手権(25m)水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2013年4月12日-13日 日本選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ4位
2014年4月11日-13日 日本選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ7位・50m背泳ぎ優勝
2014年6月19日-22日 ジャパンオープン 100m背泳ぎ3位・50m背泳ぎ優勝
2015年4月7日-12日 日本選手権水泳競技大会 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ4位
2015年5月22日-24日 ジャパンオープン 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2015年9月12日-13日 2015紀の国わかやま国体競泳競技 成年男子100m背泳ぎ優勝
2016年2月20日・21日 KONAMI OPEN 2016 100m背泳ぎ優勝 ・50m背泳ぎ優勝 (大会新)
2016年4月4日-10日 リオデジャネイロ五輪代表選考会兼日本選手権水泳競技大会 100m背泳ぎ3位・100m自由形4位(100m背泳ぎで五輪出場を逃すも、400mフリーリレーで五輪初出場を決める)
2016年5月20日-22日 ジャパンオープン 100m背泳ぎ3位・100m自由形2位・50m自由形3位
国際大会
2005年11月4日-6日 東アジア競技大会 (マカオ/中国) 50m背泳ぎ2位・50m自由形2位
2006年12月7日 アジア競技大会 (ドーハ/カタール) 50m背泳ぎ優勝
2007年4月1日 世界水泳選手権 (メルボルン/オーストラリア) 50m背泳ぎ7位
2009年7月8日 ユニバーシアード (ベオグラード/セルビア) 50m背泳ぎ優勝
2009年7月28日 世界水泳選手権(ローマ/ イタリア) 100m背泳ぎ優勝 (52秒26/大会新 )
2009年8月2日 世界水泳選手権(ローマ/ イタリア) 50m背泳ぎ2位(24秒24/アジア新 )
2009年11月7日-15日 FINA競泳ワールドカップ スウェーディッシュスイムゲーム 100m個人メドレー優勝
2009年11月14日 FINA競泳ワールドカップベルリン 100m背泳ぎ5位(50秒07/短水路アジア新 )
2009年11月15日 FINA競泳ワールドカップベルリン 50m背泳ぎ3位(22秒88/短水路元アジア新 )
2010年8月18日-19日-21日 パンパシフィック水泳選手権 (アーバイン/アメリカ) 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位・400mメドレーリレー2位
2010年10月20日-21日 FINA競泳ワールドカップ東京 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2010年11月16日-18日 アジア競技大会(広州/中国) 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2011年6月4日-5日 欧州グランプリ第1戦(バルセロナ/スペイン) 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2011年6月9日-10日 欧州グランプリ第2戦(カネ/フランス) 50m背泳ぎ3位・100m背泳ぎ3位
2011年6月12日-13日 欧州グランプリ第3戦(モナコ/モナコ) 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2011年11月12日-13日 FINA競泳ワールドカップ東京 50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ優勝
2012年11月6日-7日 FINA競泳ワールドカップ東京 50m背泳ぎ2位・100m背泳ぎ4位
2013年6月28日-30日 カナダカップ 100m背泳ぎ優勝 ・50m背泳ぎ優勝
2013年11月9日-10日 FINA競泳ワールドカップ東京 100m背泳ぎ8位・50m背泳ぎ5位
2014年6月7日-8日 欧州グランプリ第1戦(モンテカルロ/モナコ)50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2014年6月11日-12日 欧州グランプリ第2戦(カネ/フランス)50m背泳ぎ2位・100m 背泳ぎ2位
2014年6月14日-15日 欧州グランプリ第3戦(バルセロナ/スペイン)50m背泳ぎ優勝 ・100m背泳ぎ2位
2014年09月22日 アジア競技大会(仙川/韓国) 50m背泳ぎ優勝 (24秒28/大会新 )
2015年8月6日-9日 全米選手権 100m背泳ぎ優勝
2016年8月5日-21日 リオデジャネイロオリンピック (リオデジャネイロ/ブラジル)400mフリーリレー8位(予選3分14秒17/日本新 )
2016年12月6日-11日 世界短水路選手権 (ウィンザー/カナダ)50m背泳ぎ優勝 (準決勝22秒81/短水路アジア新 )
2016年12月6日-11日 世界短水路選手権(ウィンザー/カナダ)混合4×50mメドレーリレー3位(1分38秒45/短水路日本新 第一泳者(古賀)22秒74/短水路日本新 )
2016年12月6日-11日 世界短水路選手権(ウィンザー/カナダ)4×50mメドレーリレー3位(1分32秒62/短水路日本新 第一泳者(古賀))
2016年12月6日-11日 世界短水路選手権(ウィンザー/カナダ)4×50mフリーリレー3位(1分24秒51/短水路日本新 第四泳者(古賀))
自己ベスト
種目
距離
水路
記録
樹立日
大会
場所
備考
背泳ぎ
50m
長水路
24秒24
2009/08/02
第13回世界水泳選手権ローマ大会
フォロ・イタリコ水泳場(イタリア)
アジア記録
背泳ぎ
100m
長水路
52秒26
2009/07/28
第13回世界水泳選手権ローマ大会
フォロ・イタリコ水泳場(イタリア)
元日本記録
背泳ぎ
50m
短水路
22秒81
2016/12/08
第13回世界短水路選手権ウィンザー大会
ファミリークレジットユニオンセンター(カナダ)
アジア記録
背泳ぎ
100m
短水路
50秒07
2009/11/14
ワールドカップベルリン大会
ヨーロッパ・スポーツパーク(ドイツ)
アジア記録
受賞歴
2009年9月7日 上月スポーツ賞受賞 [31]
2009年11月21日 日本水泳連盟最優秀選手に選出 [32]
2009年12月7日 第44回テレビ朝日ビッグスポーツ賞受賞 [33]
2010年1月21日 第59回日本スポーツ賞競技別最優秀賞受賞 [34]
2010年6月19日 2009年度JOCスポーツ賞優秀賞受賞 [35]
脚注
^ 「関口宏の東京フレンドパークII 」2010年12月20日より
^ 矢内由美子「【競泳】古賀淳也に奇跡を起こさせた米国コーチの言葉 」Yahoo!ニュース(2016年4月11日) 2016年8月19日閲覧
^ “競泳古賀淳也、ドーピング違反処分4年→2年に短縮 - 水泳 : 日刊スポーツ ”. nikkansports.com . 2019年8月5日閲覧。
^ “CAS ratifies the Settlement Agreement reached between Junya Koga and the International Swimming Federation (FINA) ” (英語). www.tas-cas.org . 2019年8月5日閲覧。
^ “競泳・古賀、現役続行を表明 「もう一度世界の舞台…(写真=共同) ”. 日本経済新聞 電子版 . 2019年8月5日閲覧。
^ 古賀淳也 (2019年8月5日). “[https://twitter.com/junya_koga/status/1158294511635709953 今回の件についてコメントを書きました。 長文になってしまった為、noteにまとめております。 お時間のある方はご一読いただけますと幸いです。 I wrote my comment on my blog. Please check the blog. Thank you. https://note.mu/junyakg/n/naf8293445c35 …]”. @junya_koga . 2019年8月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
1930年代
1940年代
40 児島泰彦
41 児島泰彦
46 西野恭正
47 西野恭正
48 西野恭正
49 黒佐年明
1950年代
51 芦田拓郎
52 芦田拓郎
53 ヨシノブ・オヤカワ(英語版 )
54 長谷景治
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
60 渡辺和夫
61 トム・ストック
62 ジェド・グラーフ(英語版 )
63 福島滋雄
64 福島滋雄
65 伊藤圭祐
66 林祐士郎
67 田中毅司雄
68 細川伸也
69 本多忠
1970年代
70 星野浩二
71 山本敏光
72 本多忠
73 中村靖
74 本多忠
75 ジョン・ネーバー
76 スティーブ・ハーディ(英語版 )
77 池田憲次
78 池田憲次
79 松本敬充
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代