原理による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 04:44 UTC 版)
ウィリアム・ハーシェルが赤外線の存在を証明する実験に使った水銀温度計が、もっとも原始的な赤外線センサということができる。 しかし現代の赤外線センサは、基本的には電子素子式の光検出器(受光素子)によって構成されており、その動作原理により、熱型(非冷却型)と量子型(冷却型)の2種類に分けることができる。 赤外線検出器の種類動作原理検知波長素子素材量子型(冷却型)外部光電効果 光電管 紫外線〜0.9µm 銀酸化セシウム(Ag-O-Cs)ヒ化ガリウム・セシウム(GaAs-Cs) 内部光電効果 光伝導型 3〜5µm テルル化カドミウム水銀(HgCdTe)アンチモン化インジウム(InSb) 8〜12µm テルル化カドミウム水銀(HgCdTe)ヒ化ガリウム(GaAs)・ヒ化アルミニウムガリウム(AlGaAs)量子井戸型赤外線検知素子(QWIP) 光起電力型 3〜5µm プラチナシリコン(PtSi)アンチモン化インジウム(InSb) 8〜12µm テルル化カドミウム水銀(HgCdTe)ゲルマニウムシリコン(GeSi) 熱型(非冷却型)焦電効果 焦電素子型 1〜3µm 硫化鉛(PbS) 8〜12µm チタン酸バリウムストロンチウム(BST)チタン酸ジルコン酸鉛(PZT) 熱電効果 熱電対型 多結晶シリコン(Poly-Si) 温度による電気抵抗の変化効果 ボロメータ型 酸化バナジウム(VOx)巨大磁気抵抗効果(CMR)イットリウム系超伝導体(YBCO)アモルファスシリコン(a-Si)
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原理による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 02:20 UTC 版)
次のようないくつかの原理(または複数を組み合わせたもの)に基づくものがある。
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原理による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/02 08:17 UTC 版)
「レーザー超音波計測」の記事における「原理による分類」の解説
Aモード(アブレーションモード) レーザー照射により材料表面にアブレーションを起こす。アブレーションの効果により材料内部に超音波を発生させる。 Tモード(サーマルモード) レーザー照射により材料表面付近が熱膨張を起こす。熱膨張の効果により材料内部に超音波を発生させる。
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原理による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 06:11 UTC 版)
光学フィルターは、基板となる材料(一般的にはガラス)そのものに光を吸収する物質を混ぜるか、基板の表面に光学薄膜を成膜するかによって作製される場合がほとんどである。 光の吸収に波長選択性のあるもの(例えばCdSなどの半導体微粒子)をガラス中に分散させ、その吸収によって透過する光を選択するものは、色ガラスフィルターと呼ばれることが多い。ロングパスフィルターが多く、少しずつ波長の異なるものがシリーズ化され市販されている。 波長選択性のない光吸収物質をガラス中に分散させたものは、吸収型のNDフィルターとなる。(ただし、厳密に言うと多少の波長依存性はある) 基板の表面に成膜される光学薄膜は、金属薄膜と誘電体薄膜に大別される。 金属薄膜は、波長依存性が少ないため、反射型のNDフィルターあるいはビームスプリッターとして使われる。反射率は膜厚によって任意に制御することができる。 誘電体薄膜は、空気と誘電体、誘電体と基板、および異なる誘電体どうしの界面で生じる反射が干渉することにより光の透過特性が変わることを利用している。干渉フィルターと呼ばれることもある(「干渉フィルター」は、狭義には透過する光の波長範囲が狭い(数十から数ナノメートル以下)バンドパスフィルターを指すこともある)。 誘電体薄膜は、多くの場合一層ではなく複数層の膜(誘電体多層膜)であり、設計によってさまざまな性質を持つフィルターを作り出すことができる。例えばロングパスフィルターを作った場合には、その波長選択性は色ガラスフィルターよりも高い(すなわち、透過率が高い(例えば90%)波長と低い(例えば10%)波長の差が、誘電体薄膜の方が小さい)。しかし、その光学特性に入射角依存性が著しいなどの弱点もある。 この他、特定方向の偏光成分だけを取り出す素子には、母体材料そのものの性質(複屈折)によって光を分けるものもある。そのようなものは、フィルターというよりも単に「偏光プリズム」と呼ばれることが多い。
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