動作原理による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 22:43 UTC 版)
熱の輸送原理により、下記のように分類される。 冷媒・熱媒に起こる発熱・吸熱現象を利用するもの蒸気圧縮ヒートポンプ(気体液化ヒートポンプ) - 液体が気化する際の気化熱と、再び液体に戻る際の凝縮熱を利用する。 スターリングヒートポンプ - スターリングエンジン(温度差からエネルギーを得る)の逆現象 化学ヒートポンプ(ケミカルヒートポンプ) - 互いに可逆な発熱反応と吸熱反応を利用する。吸収式ヒートポンプ 吸着式ヒートポンプ 化学反応式ヒートポンプ - これのみを化学ヒートポンプと言うこともある。 その他 - ハイドレートヒートポンプ、水素吸蔵ヒートポンプなど。 その他の発熱・吸熱現象を利用するもの磁気冷却 - 磁気熱量効果を利用する。 熱音響冷却 - 熱音響現象(熱と音波の相互変換)を利用する。 温度差を直接生み出すものペルティエ素子(半導体ヒートポンプ) - ペルティエ効果を利用する。 ペルティエ素子は、エネルギーを費やして熱を移送するヒートポンプではあるが、通常のヒートポンプとは大きく動作原理が異なり、冷媒・熱媒を循環等させるポンプや相当する駆動部品もない。そのため、ヒートポンプに含めないこともある。
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