原爆投下・10秒の衝撃
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『原爆投下・10秒の衝撃』(げんばくとうか・じゅうびょうのしょうげき)は、NHK総合テレビの「NHKスペシャル」枠で1998年8月6日に放送されたドキュメンタリー番組である。2005年4月3日には、同局にて月1回放送の「平和アーカイブス」枠や2021年8月7日にNHK総合テレビで再放送された。
注釈
- ^ 番組スタッフがアグニューに取材したところ、映像は彼が原爆の出力の測定を終えた後に撮影したものであり、彼の感覚では爆発の3 - 5分後であったと説明されたという。アグニューはさらに、別の飛行機からは爆発3秒前からカメラが回っていたが、このフィルムはテニアン島で現像に失敗して失われたと話したという[1]。
- ^ a b c 番組制作当時。
- ^ 放送当時、高度580mで爆発したとするのが一般的だった。その後、2002年に見直され高度600mで爆発したとする見解が一般的になった[11]。
- ^ 正確には猿楽町に隣接する旧細工町内(島病院中庭)。猿楽町は現在の中区・大手町一丁目・紙屋町二丁目の一部に相当[15]。
- ^ CGの制作にあたっては建築士である松屋産業社長自ら原爆ドームを訪ね、設計図から変更された箇所も目視で確認して再現した。さらに螺旋階段の手すりの幅や建物の色等については資料がないことから住民の記憶に基づいて再現したという。[18]
- ^ 京都大学放射線生物研究所の説明では、50グレイの放射線を掌に当てれば細胞が死んで穴が空くという。[19]
- ^ 中性子線やガンマ線が地表に降り注いだ時点。計算上光速でも放射線の進む距離は約300mであるため、実際に中性子線やガンマ線が地表に届くのは放出からおよそ100万分の2秒より後のことである。
- ^ 企画内での「衝撃波」についての検証では、1997年からアメリカ合衆国エネルギー省によって公表された、トリニティ実験の記録映像のほかアップショット・ノットホール作戦の「アンコール」実験のデータが参照された[20]。
- ^ 銅板の厚さは番組スタッフが職人などに取材して推定した。[27]
出典
- ^ NHK広島 1999, pp. 14–15.
- ^ NHK広島 1999, p. 60.
- ^ NHK広島 1999, pp. 1–6.
- ^ NHK広島 1999, p. 24.
- ^ NHK広島 1999, p. 30.
- ^ Penn State Personal Web Server Theodor Krauthammer
- ^ NHK広島 1999, p. 32.
- ^ a b NHK広島 1999, p. 37.
- ^ 広島平和記念資料館 「被爆体験記 - 死に損なった学年」
- ^ ヒロシマ平和メディアセンター 「『生きて』核物理学者 葉佐井博巳さん」
- ^ 『広島原爆 爆心地は16m西 放影研調査 米軍地図にずれ』 - 中国新聞 2002年9月10日 1ページ
- ^ NHK広島 1999, p. 46.
- ^ NHK広島 1999, p. 28.
- ^ NHK広島 1999, pp. 52–57.
- ^ “被爆前の広島|ヒロシマ平和メディアセンター”. 中国新聞社. 2021年6月22日閲覧。
- ^ “45旧猿楽町 - 広島市公式ホームページ”. www.city.hiroshima.lg.jp. 広島市 (2019年10月21日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “1999年11月のうごき | ヒロシマ遺文”. 宇吹暁. 2021年6月22日閲覧。
- ^ NHK広島 1999, p. 114.
- ^ a b NHK広島 1999, p. 74.
- ^ a b NHK広島 1999, p. 98.
- ^ NHK広島 1999, p. 95.
- ^ Sfn 1999, p. 100.
- ^ NHK広島 1999, p. 101.
- ^ NHK広島 1999, p. 104.
- ^ NHK広島 1999, p. 106.
- ^ NHK広島 1999, pp. 114–116.
- ^ NHK広島 1999, p. 112.
- ^ NHK広島 1999, p. 128.
- ^ a b NHK広島 1999, p. 141.
- ^ NHK広島 1999, p. 151.
- ^ NHK広島 1999, p. 156.
- ^ NHK広島 1999, p. 161.
- ^ NHK広島 1999, p. 163.
- ^ NHK広島 1999, p. 164.
- ^ “広島および長崎における原子爆弾 放射線の日米共同再評価(DS86) – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF”. www.rerf.or.jp. 放射線影響研究所. 2021年6月22日閲覧。
- ^ NHK広島 1999, p. 165.
- ^ NHK広島 1999, pp. 187–198.
- ^ “芸術祭賞一覧 平成8年度(第51回)~平成17年度(第60回)”. 文化庁. 2020年12月15日閲覧。
- ^ “公益財団法人 高柳健次郎財団:科学放送高柳賞 歴代受賞番組”. 2020年12月15日閲覧。
- ^ “NHK INFORMATION「 業務報告書(10年度)-第2章 放送番組の概況-」”. www.nhk.or.jp. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “ギャラクシー賞 第36回(1998年度)”. NPO法人 放送批評懇談会. 2020年12月15日閲覧。
- ^ “原爆投下10秒の衝撃で賞を頂きました”. www.028028.com. 松屋産業. 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b NHK広島 1999, p. 203.
- ^ 厚生労働省サイト内・中央児童福祉審議会文化財部会第一部会議事要旨(平成11年2月15日) - ウェイバックマシン(2016年3月5日アーカイブ分)。
- ^ NHK広島 1999, p. 202.
- ^ a b NHK広島 1999, 奥付.
- ^ これまでの放送「原爆投下・10秒の衝撃」。
- 1 原爆投下・10秒の衝撃とは
- 2 原爆投下・10秒の衝撃の概要
- 3 番組への評価
- 4 外部リンク
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