北里部屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 05:23 UTC 版)
渡部 仁(わたなべ じん) 鯉太郎の同期。本名同じ。千葉県出身、16歳。相撲の型は四つ相撲。 先輩一人一人の名前と所属を覚えて丁寧に挨拶し、同期である鯉太郎達にも腰が低い。大きくつぶらな瞳をしていて石川から「ドングリ」というあだ名をつけられ、以後同期からはそう呼ばれている。性格は明るく、太りやすい体質で作中後半では増量に成功しているが身長は鯉太郎よりも低く、決して体格に恵まれているとは言い難い。家族は9人兄弟。 相手の立ち回りをよく研究して弱点を突くスタイルで、序の口では真っ向勝負一本鎗だった鯉太郎を翻弄して破り蒼希狼と優勝を争った。その後序二段で鯉太郎と再戦し、体重を大幅に増やしたにも関わらず軽快な動きを見せ鯉太郎を翻弄したが、体重の増加に持久力がついていかず、力づくの強引な下手投げを受けて敗れた。 「BURST」では、鯉太郎らより出世が遅れ三段目となっている。「最後の十五日」では田上らと共に、引退する飛天翔の胴上げに加わった。番付は幕下。 毘沙門 透(びしゃもん とおる) 「最後の十五日」に登場する幕内力士。番付は東前頭五枚目。本名・速川(はやかわ)透。常松や大吉と同期。相手の実力が自分より上と見なせば尊敬し、下と見なせば傲岸に接するようになる。 運動に関して桁外れの才能を持ち、高校時代に始めた柔道で瞬く間に全国制覇、世界ランキング1位の選手にも稽古で完勝したことで柔道を見限り、力士を志して北里部屋へ入門した。入門後、教習所時代に指導員として派遣され自分を簡単にあしらった鯉太郎を尊敬するようになるが、わずか11場所で入幕し一気に番付を追い抜いて以降王虎を尊敬の対象に変え、また怪我で十分な力を発揮できなかった鯉太郎を本場所で取組で破ってから、鯉太郎を格下の存在と見下すようになった。 部屋の誰よりも熱心に稽古に取り組んでいる一方、王虎からは相撲を怖いと思ったことがないから取組にも怖さがないと評されている。九月場所十日目で鯉太郎と対戦、ぶちかましを制するため大きく距離を取って立合いに臨んだが制しきることができず、動きを完全に先読みされて追い詰められ、それにより眠っていた実力が覚醒するも、それでも動きを読みきられ櫓投げで敗れた。取組後、実力を完全に出し切った自分を一方的に倒した鯉太郎に恐怖を覚え号泣、王虎から「当分使い物にならない」と言われていた。
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